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コラム

採用基準のシフトは働き方改革の第一歩

2017年2月18日

テーマ:仕事・生活・ビジネス

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 働き方改革

もはやこの時代、これからの時代
人事や就職、あるいは入試や資格試験などのシーンにおいて
学歴や知能指数によって人を選ぶような採用方法を
見直すべき時代に来ているのではないでしょうか。

世の中には優れたスキルを持ち合わせていても
学歴によって活躍の場を制限される人も多く
せっかくの能力も活かす事ができず
埋もれたままになってしまうケースも少なくありません。

例えば学習障害や知的障害の人でも
一般教養など苦手だったり不得手な分野はあるものの(特にコミュニケーションに関して)
特定の分野においては他の人より秀でた能力を持っていたりします。

学力や知能が必要ないわけではなく、大事なのはわかりますが
このように学歴(知能だけ)を基準にしてしまうと
個人的に活躍の機会が奪われるのはもちろん
社会にとっても大きな損失で、経済成長やビジネスチャンスを逃してしまう事になるでしょう。

ですから学歴を基準にするのではなく、スキルを重視するような採用基準にシフトすると
企業にとっても社会にとってもメリットになる事が多くなり
個人も活躍の場を与えてもらう事により、社会に貢献する事ができるのではないでしょうか。

そのためにはやはり周囲の理解と支えが必要ですし
身分や環境、学歴や障害の有無によって人を選別する事もなくなり
本当に公平な評価において、企業・事業主にとって優れた人材を獲得できるように思います。

確かにスキルのみで人材を採用すると、各方面で様々な困難を伴うかもしれませんが
それはあくまで偏見であって
では実際学歴が優秀な人なら何も問題はないかというと
やはり同じようにコミュニケーションに問題があったりするわけです。

そして特別能力が優れているとも限りません。

これらの課題をクリアするためには面接方法を改良したり
それこそビッグデータではないですが
今の時代はネットやSNSなどである程度人柄も認識できますし(個人的スキルや社会的影響力なども)
上手く活用すればお互いにとっても社会にとってもメリットになる事は間違いないでしょう。

せっかく優れた能力を持っていても学歴や知能だけを基準にしてしまうと
本当の意味での公平な評価にはなりませんし
これからの時代は得意分野(特定のスキル)に焦点を当てる事で
企業はおろか、社会で活躍できる人材が多く創出するかもしれません。

人が亡くなってからその人の偉業(能力)を見直したり感謝の気持ちが芽生えるのもそうですが
自分が人を見る目を変えて人を見たら
もしかするとご自身の身近に、そうした埋もれた人材が見つかるかもしれませんよ。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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