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コラム

親が子供の才能を奪ってしまうケース ~周りの環境が成長の限界を決めてしまう~

2016年10月15日

テーマ:教育・子育て

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

必ずしもそうだとは言えませんが、親や周りの大人が頭の悪い発言(会話)をしていると
子供も同じように育ってしまいます。

例えば博士や教授といった、知識人や研究者が集まるような集団(環境)の中では
知識レベルの高い会話が当たり前ですから
もしそういう環境の中で子供が育つと、子供の意識レベルも同程度に高まるわけです。

ですから親や周りの会話レベルが低ければ
子供も同じように同程度の成長しか出来ませんし
子育てとは子供に対する教育より、親の自分がどれくらい意識レベル(知識レベル)が高いかが問われており
子供の教育よりもまずは自己鍛錬し、自らを磨かないといけないんですね。

自分は何の才能も能力もないくせに
子供には立派になるよう強要しても無理な話です。
いくら子供に才能があっても環境がそれを許してくれません。

では親や周りは高学歴で知識人ばかりの環境なら
子供も同じように才能に恵まれるのかと言えばそうではありません。

子供に何かを望んで押し付けたりやらせてするような教育は
せっかくの子供の才能を奪ってしまうだけでなく
何でこんな事もわからない(出来ない)のかと
自分の鍛錬よりも相手をおとしめるだけの行為ですから
自然な意識レベルの向上というよりも、むしろ子供の成長を阻害してしまってるのです。

つまり子供に何か高望みするなら、まずは自分の意識レベルや会話レベルを見直してみる事。

自分が何の教養もないのに子に立派になる事を要求したところで
いくら頑張ってもそれ相応にしか応えられませんし
頭の悪い人間が何かものを言っても、同じく頭の悪い人ならそれで会話は成立しますが
相手が教養豊かな人なら返って自分がバカにされるだけなのは明らかではないでしょうか。
(頭が悪いといっても何かの基準に照らし合わせた評価の事ではなく、あくまで程度問題の話です。賢過ぎても話は通じない)

先程から申してますように、自分の程度の低さは子育てにも影響しますから
自分が自分に出来る努力をしないなら、相手にだけ努力する事を強要しない事です。

そんな自分は成長しようとせず、中途半端に口出しだけしてるなら
黙って子供の成長を見守ってる方がはるかに教養豊かな子に育つと思いますよ。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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