大阪都構想の住民投票率が66.83%だった事について、そこから見えて来る人間心理
日本では何年か前に、全国で市区町村の統廃合や合併が盛んに行われた時期がありましたけども
先日は英国でEUからの離脱を巡って国民投票が行われ
数年前にはスコットランドが英国からの独立を巡る住民投票も行われましたし
近年は民族や国家間を越えて統廃合や分離(独立・離脱)といった動きが世界規模で見られます。
そして国内では先日行われた沖縄慰霊の日。
ここのところ沖縄の米軍基地問題や米兵による事件が多発してる事からもわかるように
私も以前から何度もコラムで取り上げてますけども
沖縄の独立運動もいよいよ本格的に身近な問題として考えなければならない時期に来ているのかもしれません。
英国でのEUからの離脱問題は決して他人事ではなく
私たち日本人も沖縄の日本からの独立といったような同じ問題を抱えてるわけです。
スコットランドの件はどうですか?
英国の件はどうですか?
市区町村の統廃合は?
朝鮮半島の南北統一問題も然り。
今までそんなに気にもしてなかった、考えもしなかった問題がある日突然やって来て決断を迫られる。
ずっとこのまま変わる事はないと思ってた問題がある時突然自分に降りかかって来る。
そうです、世界の動きというのは決して他人事ではありません。
世の中の動き、世の中の流れは全て関連していますし
世界で起こってる事はいつ自分の身に訪れてもおかしくはないのです。
世界恐慌、自然災害、異常気象に大気汚染に地球温暖化。
感染症や貧困問題、食糧危機に人口増加に少子高齢化など
いずれも世界規模ではありますが自分の身近な問題でもあり
スケールの差こそあれ、そこに大した差はない事がおわかりでしょうか。
雇用問題も難民問題も、そして独立の動きも皆同じ。
世界規模か個人レベルか、いずれもその程度の違いでしかなく
そしてそれは突然やって来るのです。
ですから沖縄の独立問題も、まさかと思った時には既に遅く
そんな事はないと英国のEU離脱問題も他人事(他所の国の出来事)のように思ってると
ある日突然自分たちも同様の問題に直面するかもしれませんよ。
私たちは同じ日本人として、沖縄の人たちの心情にもっと深い関心を寄せて
互いに手を取り合って生きていかねばなりません。
さもなければ歴史の一ページに刻まれるような出来事になってしまうかもしれないのですから。