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“毒をもって毒を制す”の毒は、生命には欠かせないアレの事だった

2016年5月21日

テーマ:なるほどおもしろ心理学

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

「毒をもって毒を制す」という言葉がありますが
ここで言われてる毒って何の毒なのか考えた事はありますでしょうか。

毒と言えば体に毒になるものを想像しますし
禁止薬物だったり麻薬や麻酔、あるいは毒ガスなどの生物兵器
ハチやヘビなどが持つ酵素としての毒、腐った食べ物や細菌によって発生する毒素の事を想像されると思います。

確かにその毒で何の間違いもありません。

しかし毒をもって毒を制すの毒には
もう一つ重要な要素が隠されているのにはお気づきでしょうか?

その毒とは生命にとっては欠かせない、およそ毒になるような要素を持ち合わせてるとは思えない
私たちの身近にある超意外なアレの事だったんです。

生命にとって欠かせないもの。
生命の起源でもあり、私たちの体の成分のほとんどを占めている、無くてはならない大切なもの。
そう、つまり“水”こそが毒をもって毒を制すの毒だったんですね。

そんな生命にとっては欠かせない、私たちの身近にある水ですが
本来水というのは物質にとってはもちろん、私たちのような生き物にとっても基本的には毒なんです。

一口に水と言ってもその中に含まれる成分は様々ですし
雨や泥水、海の水に川に流れる水(清流)、水道水に真水、あるいは液体としての水(水分)もそうですし
水と言えばミネラルウォーターといった飲料水だけでなく
水を構成している成分によってその性質が変わってしまうのです。

しかし基本的にはやはり水は毒であり、鉄などのあらゆる物質を腐食させたり
物質の中に含まれる成分すらも変化させるような強力な力を持ってますし
時には川の流れを変えたり巨大な岩をも削り取って小石に変えてしまえば
津波など自然災害の驚異として恐れられる破壊や壊滅の象徴であるかと思えば
生命の誕生や構成要素にまで関わる程の影響力を持つ、毒でありながらも無くてはならない大切なものなんですね。

水は生命を救います。

あらゆるものにとって毒であるがゆえに
その毒を摂取する事で私たちの体内にある毒素や細菌などの微生物を排除(殺菌)してくれますし
おかげで調子が整えられたりエネルギー源としても利用されて生命活動が維持されているのです。

つまりこれが毒をもって毒を制すの言葉の起源だったわけですね。
そして物質を構成する要素との相互作用によって均等を取る役割を果たしているのが水なのです。

そんなあらゆるものにとって毒であるはずの水は生命にとっては欠かせないもの。

そこには私たちの居るこの宇宙と同じ宇宙が広がっており
私たちを構成している要素、つまり私たち自身の中にも同じ宇宙が存在しているなんていう深い意味を持っていたのが
“毒をもって毒を制す”の言葉の意味だったんですね。

宇宙とは何も天空に広がる宇宙空間の事だけではなく
私たちの心の中にも同じ宇宙が存在しているのだと言ってるのかもしれません。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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