摂食障害は、とてもデリケートな問題です
うつ病対策として絶対的に効果が高いと言えるのは
やはり何と言っても常に動き続ける事です。
仕事でも家事でも何でも良いので体を動かし続ける事、活動的である事ですね。
もちろんしっかりとした休養は必要ですよ。
休みなく動き続けるという事ではなく、体を動かさなくなる事がうつ病に繋がりますので
現在何か活動してるならいきなり止めてしまわない事です。
そしてもしうつ病になったとしても体を動かす事で改善に繋がりますし
とにかく体を動かしたり社会との繋がりを絶たないようにしてください。
うつ状態だと気持ちがそこに至るまでがなかなか難しいのですが
これは理屈ではなく体の仕組みがそうなってますから
軽い運動でも短時間外出するだけでも全然違いますよ。
うつ病対策に運動が良いと言われるのはこのためで
とにかく動かなくなる(非活動的になる)事が一気に症状を悪化させますので
一人で奮い立たせるのが難しければ誰か一緒に手伝ってもらってください。
併せて心理カウンセリングなどメンタルケアを併用していけば
徐々に復調に向かいますので根気よく取り組んでいきましょう。
(根気よくと言っても無理は禁物です)
既にうつ病を発症してる方はメンタルのリハビリに。
現在健康な方なら発症の予防になりますのでぜひオススメです。
何しろ運動したり体を動かす事は、下手にお薬に頼るよりよっぽど効果が高いのです。
しかし予防や対処療法ばかりではなく
やはり根本的にうつ病を発症しやすい環境を改善しなければ
運動だけしてればうつ病対策になるのかといえばそうではありませんので
ここはご家族や地域の皆様、そして社会全体で取り組んでいく必要があります。
症状の重い方は心療内科などでお薬を処方してもらいつつ
主治医の方と相談しながらご自身の体調に合わせて運動を行い
慣らし運転から徐々に何か活動するように取り組んでいってください。
地域の方にお願いするなどして
短時間だけでも軽いボランティア活動のような社会参加がオススメです。
症状の軽い方や健康な方は発症予防のため
心理カウンセリングなどのメンタルケアやトレーニングを活用し
健康的な精神状態を保つように心がけてくださいね。
身体が疲労してる場合はしっかり体を休める必要がありますが
倦怠感や何となく精神的に疲労を感じてる場合などは
疲れたからといって用事を後回しにするなど億劫になってはいけません。
計画的だったりたまになら構いませんが
それが習慣化してしまうと段々うつ状態に近づきますので
休む時はしっかり休む、やってしまう時はサッとやってしまうメリハリを心がけ
地域の活動に参加するなどアクティブライフを意識してお過ごしください。
本人にとっても周りにとっても気軽に取り組める活動として
掃除や買い物のお手伝いは最も身近で無理なく簡単に取り組めるのでオススメですよ。
本人は頼まれる事で人に必要とされてる実感を取り戻せますし
簡単な用事ですから何か大きな失敗になる事もなく自信喪失の防止にもなり
依頼(人の期待)に応える事で徐々に自信の回復にも繋がります。
また、自分から何かしなければと頑張らなくても何か活動してる事になり
しかも人の役に立つ活動ですのでこれはほんとにオススメです。
既にうつ気味で何か活動するのが難しい、または精神的に何をするのも億劫になってる方は
何とか動けてる今の内にメンタルケアをオススメします。
当ルームでもしっかりサポート致しますので何でもお気軽にご相談くださいませ。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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