悩みは解決するのではなく良いコンディションを維持して解消する ~認知療法でパニック状態を沈静化~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

苦しみの渦中に居る時はなかなか気づきにくいのですが
悩みと言っても常に苦しいのではありません。

毎日が辛くて苦しくても、よく考えたら調子の良い時もあれば落ち着いてる時もありますし
年がら年中寝ても覚めてもずっと苦しみ続けてるわけではないんですね。
ただ苦しみだけがいつも際立つので自分は不幸なんだと思い込んでるだけ。

もし何か犯罪に巻き込まれて緊迫した状態が続くような状況でも
いつまでもパニック状態や緊張が続くわけではなく
時間の経過とともに次第に落ち着き、緊張状態であってもそれなりに冷静さを取り戻すのです。

逆に楽しいと思える事であってもずっと楽しいわけではないですし
没頭してるような時でもふと冷静になる事もあれば
興奮状態で楽しんでた事でも終わればまた落ち着いて来ます。

生きるのが辛くてしんどいから勘違いしてるだけで
苦しみであろうと楽しみであろうとその状態が常に続いてるのではありません。

そしたら今抱えてる悩みも長いスパンで考えて
今直ぐ何とかしようとするのではなく早めに行動を開始して
なるべく普段は穏やかでいられるような状態を自分で作っていけばいいんですね。

苦しいんですから仕方ないですが、何でも焦って焦って解決を急がない事です。
悩みを解決しようとするのではなく良いコンディションでいられるようにする事。

皆さん悩みの捉え方や悩みとの向き合い方が違ってるんです。

悩みは今直ぐ何とかしなければならないものではなくて(悩み=緊急事態ではない)
今自分はどういう悩みを抱えてるのかを認識し、まずは落ち着きを取り戻す事。
苦しいからと焦ってパニックにならない事。

パニックになったところで余計苦しみが際立つだけで状況は変わらないのですから(むしろ悪化させる)
それとこれとは別なんだと考え、心が苦しくてパニック状態になってない時にこそ
心理カウンセリング(メンタルケアやトレーニング)で状況改善に向けて取り組んでみてください。

心理カウンセリングでも早く何とかしてと解決目的で受けるのではなく
カウンセリングの場だからこそ苦しんでる時の状況とは違い
改善に向けて冷静に向き合う時間なんだとの認識で受けてみてくださいね。

すると同じカウンセリングを受けるのでも質が変わって来ますから。

質が変わるとものの有り様(状態)が変わる。
事を焦っても状況が悪化するだけ。(パニックに陥る)

心理カウンセリングで悩みとの向き合い方を変えてみてください。
解決を目的にするのではなく取り組み方を変えるのです。

苦しみや辛い状況はいつまでも続きませんよ。
今の状況を楽しみの方が多い状態に変えてやるのです。
まずは落ち着きを取り戻すところから私と一緒に変えていきましょう。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

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