リスクとは何か? ~リスク管理とコントロール術~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

何かを成そうと思えばリスクが伴います。
何もしない事が、一番リスクを伴わずに済むのです。
つまり現状維持ですね。

だから人は変わろうとしない。
変わろうと思ってても変わりたくない。
それはリスクを恐れてるから。

リスクなくして何を得ようと言うのでしょうか。

例えば料理をしようと思えば火を使います。
いくら安全に気を付けてても、火を使うリスクは伴うわけです。
そうしたリスクを乗り越えた結果、美味しい料理がいただけるんですね。

このリスクを避けたいなら
自分は何もせず安全な所で、誰か代わりに料理を作ってもらうしかありません。
何もしない事が、一番リスクを伴わずに済むのです。

しかし何もしないという事は
リスクを伴わないと同時に、何も得られないという事なんですね。
誰も料理を作ってくれなければ、自分で作らなければなりません。
そうしないと料理は得られませんし、自分で作るとリスクが伴います。

どのような事であれ、リスクを伴わずに得られるものはないんです。

リスクリスクと言ってますが、リスクは必ず伴うものです。
例えばペットを飼うのでもリスクは伴います。
しかしそんな事を言い出したらペットは飼えません。
リスクをいかにリスクとして成立させないようにするか。
こちらの方が大事だと思うんですね。

だって、自分はペットを飼いたいと思ってるんですから。

リスクを恐れて何もしなければ
リスクはないけどペットも飼えません。

食事をするのでも、いちいち食中毒を警戒してたら
満足に食事も出来ませんよ。

そうではなく、実際にリスクになる前から
リスク軽減を図るのです。
そうすれば大きなリスクになるのを回避出来ます。

何もしない事は安全ではありますが
同時に何も得る事はありません。

ですからいくら安全であっても何もしなければ
外から与えられるリスク(ストレス)にはめっぽう弱いわけです。
リスクが降りかかって来てるのに何もしないんですから
何も得られない上にリスクだけ背負い込む事になるんですね。

こんなに苦しい事はないと思いますよ。

人が出来ない言い訳をしたり変わるための行動をしないのは
自分が安全でいたいための、リスク回避の間違った方法です。
リスクは回避するのではなく、軽減するものだと認識する事。
そうすればリスクを軽減するための行動を起こせます。

何もやらずにストレスに耐え忍ぶだけの人生から
リスクを恐れず立ち向かえる心を
心理カウンセリングを通して身に付けていきましょう。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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