“悩み方”を間違えてる人たち　～なぜ口を揃えたようにどうしたら良いですか？と質問をするのか～

2013年2月16日

テーマ：思考と考察・生き方を学ぶ

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

心理カウンセラーの視点から見ると
悩みを抱える多くの人というのは
スタートラインでオロオロしてるだけで
まだスタートすらしてらっしゃらないんですね。
それなのにどうしたら良いどうしたら良いと
先に答えやゴールを求めて悩んでらっしゃるのです。

答えというのは、何かをした結果、表れるもんなんですね。
答えなんて何か決まったものが、最初から用意されてるわけではないんです。

まずスタートしてからあれこれ悩んでるなら
私もいくらでもサポートさせていただけるんですが
まだスタートすらしてないのに（例えばお問い合わせの段階など）
どうしたら良いですか？なんて聞かれても
スタートする事から始めましょとしか言い様がないんですね。

スタートもせずして、その前の段階から
ああしたら良いとかこうしたら良いとか私がいろいろ言ったとしても
何か抱えてた問題が解決するんでしょうか？それで気持ちがスッキリしますか？
例え誰がどんなに見事な回答をしたとしても
それって単なる気休めでしかないように思いますよ？
だってまだスタートしてないんですもん。
それでゴールした気になってるだけですもん。

悩みというのは、あれこれやりながら試行錯誤し
あれこれやってくうちにどうしたら良いのかがわかってくるんですね。
やる前からどうしたら良いのかなんてわかるはずがないんです。
やる前にわかるのは、まず何かを始める事、スタートをする事。
それ以外は何もわかりません。

そうじゃなくて、何をどうスタートさせれば良いのかわからないというなら
例えば心理カウンセリングを受ける事でもいいですし
本当に何だっていいんです、どんな事でも構わないんですが
そういうご質問ならスタートする前でもお答え出来ます。

そうでないのに、どうしたら良いのかどうしたら良いのかといくら聞かれても
まず始めていきましょうとしか答えられないのです。

もちろんスタートしてからの疑問やご質問なら
心理学の観点からいろいろお答えさせていただく事は可能ですよ。
ただしこの場合も、完全にカウンセラー任せでいいというわけではなく
一緒に取り組んでいきましょうという意味でですけどね。

悩みを抱えるどんな人を見ても、まずスタートしてない人が多い。
それなのに、その前の段階からどうのこうのと悩んでらっしゃる。
心理カウンセラーの視点で見れば、これだけはハッキリと言えます。

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