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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

問題は◯◯思考で乗り越える

2019年11月20日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 社会福祉士

子どもの頃、夢中で遊んでいて親に叱られた経験は誰もがあると思います。

私の場合は、友だちと遊んでいて気がついたら日が暮れていたこと、プラモデルを作っていて気がついたら昼ごはんを食べるのを忘れたとか(笑)

このような状態を心理学では「フロー状態」と言うそうです。

心理的エネルギーを1つの目標に向けて集中して行動できている状態のことで、スポーツでは「ゾーンに入る」と言われたりします。簡単にいうと無我夢中状態ですね。

今回、どうしてこのようなことをお伝えするかというと、意図的に行なうフロー体験を学習やビジネスに応用するためで、フロー状態に入ると下記のようなメリットがあります。

【高いパフォーマンスを発揮できる】
フロー状態に入ると集中力が高まり、自分の最大限の力が発揮できます。ビジネスやスポーツであれば高い成果が出せる、勉強であれば効率的な学習ができる

【苦しさも楽しさに変えられる】
自分にとってちょうどいい課題に対して、全力で取り組めるので楽しい

【強みの発見】
フローは自分の限界を引き上げるので、結果的に新たな自分の強みを発見できるので成長に繋がる

こんなメリットがあるのならフロー体験、やらない手はありませんよね。

脳から出力

フロー状態には、共通する8つの要素があるらしいのです。試しにゲームに夢中になっている状態を、次の8つの要素に当てはめてみると腑に落ちるはずです。

① 達成を期待できる課題
自分に合う達成できる課題に取り組む

② 行動に集中する
普段、物事に集中するために、安全確保、今日の予定、緊急のタスクなどに集中力を分散した残りで、仕事や勉強に集中しているが、フロー状態になるには、今やっている行動のみに集中する

③ 明確な目標
どうなったら達成なのか、そのために何をするのか、行動に対する明確な目標設定をする

④ 直接・即時のフィードバック
細かい行動1つひとつのフィードバックに対して修正を繰り返す

⑤ 不快なこと気になることを忘れる
日々の不快なこと不安なことを忘れ、無意味なストレスを消し去る

⑥ 恐れをなくし成功を信じる
失敗の不安に負けず、成功のみを信じる

⑦ 自意識の消失による自己超越
自意識がなくなり、目の前の行動と一体化するので、自己の境界が曖昧になり、自己を超越した自己を発見・成長できる

⑧ 時間感覚の変化
体験を振り返えるといつもより時間が短く感じるが、体験中は時間が引き延ばされている感覚になる


どうでしょうか、ゲームに当てはめてみると8つの条件が全て揃っていると思います。これがフロー体験です。


この中で代表的な3つの共通点は、

①能力と課題の絶妙な関係

③行動の目標が明確

④迅速に返ってくるフィードバック


最も重要なのは「能力と課題の絶妙な関係」です。

続きは「能力と課題の絶妙な関係」を図でお伝えします。


参考になれば幸いです。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「問題・困難は◯◯思考で乗り越える」
成長思考と固定思考では大きく人生が変わる

「マインドフルネスで脳のアイドリングを下げる」
フロー体験の後にマインドフルネスが効果倍増



【小さな実践】735/1000

自分が時間を忘れて無我夢中で行なっていることを書き出し、8つの要素の中でいくつ当てはまっているかを検証してみる


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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