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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

人間関係の悩みはどこまでもついてくる

2019年11月2日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:怒りのエモーションコンディショニング

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 働き方改革

私は学生時代に100以上、アルバイト先を変えています。ほとんど人間関係が原因です。こんなことをしていて社会人として生活できるのか、先の不安を抱えていました。

就職はできるだけ少人数の会社に入りましたが、ひょんなことから大手企業に入ることになり、案の定、会社組織には馴染めませんでした。私も含めて、悩みで一番多いのが人間関係だと言われる昨今、悩みと言っても色々です。

好きな人と同じ部屋で同じ時間を過ごすのは何のストレスも感じませんが、苦手な人だったら同じ空気を吸っているだけでストレスになります。

事象は同じなのに人が違うと抱えるストレス度が違う・・これって何でしょうね。ストレスの引き金になる原因は人によって様々です。

怒り小

ストレスにフタをしていると、血圧が上がる・食欲不振・胃が痛む・眠れなくなる、という生理反応が出ます。こうなると要注意! ここで自分の周囲にどのような原因があるのかを振り返ることが大事です。

仕事やプライベートで、苦手なことや嫌いなことを無理をしてやっていないか?苦手な人に無理して付き合っていないか? これらは意識することて初めて気付けます。

これらのことは、自分ではどうすることもできない。

「自分でコントロールできないという思い込み」

実はこれが一番のストレスの原因です。


例えば、「帰ったらすぐ宿題しなさい!」とお母さんに再三言われる子どもは、ストレスが溜まります。でも、これはコントロールできます。帰ったらすぐに自ら宿題をするようになったら言われなくなります。

一方、職場で上司にセクハラやパワハラを受けている社員。このような場合は、自らコントロールできないので会社を辞めるしかありません。でも、実際は簡単に辞めることができません。

これらはストレスにフタをしているので、我慢していると鬱になったり、ストレスの矛先を自分より弱い立場の人に向けるようになります。

そうなる前に「自分でコントロールできないという思い込み」のストレスも、次のような方法で軽減できる可能性があります。


【対処法を見つける】

宿題をしなさい!と言われる子どものは、「親に言われる前に自ら宿題をする」という対処法を見つけたことでストレスがなくなります。

上司のパワハラやセクハラも、犠牲になっているのは、自分だけか全員なのか、もし全員だとしたら上司の性格だと割り切ることもできるし、対処法も見つけやすくなります。


【思考を変える

極端な話ですが、上記の場合なら「会社は辞めれない」と思っていると防御しかできませんが、「いつでも辞めてやる」という気持ちになれば、嫌なことは嫌とハッキリ言えるようになるし、「弱者」から「対等」の関係性に変われます。

いつも無理難題を押し付ける上司が、「これ4日間でやってくれ」と言われたら、「3日間でやる」というように、上司の命令を自分の目標に置き換えてみるのも、ひとつの方法です。


相手を変えようとすると深みにはまるので、人間関係の悩みは「自分を変える」のがベストです。自分がコントロールできることは、思考や環境なので状況に応じて実践してみて下さい。



参考になれば幸いです。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「人間関係で悩む、嫌な人への接し方」
対人関係で悩んでいるときのあれこれ

「人間関係の悩みは選択理論の法則で解決」
すべての結果は自ら選んでいることを車で考える




【小さな実践】
他人にどう見られているかより自分がどうしたいかを意識して自分の思考を変えてみる


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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