マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

質問の内省(自己対話)で未来が観える

2019年10月8日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:スクール・習い事

仕事や恋愛で行き詰まった時、あなたはどのように対処しますか? 私の場合は、人に相談してもモヤモヤは取れません。結局、自分で対応するしかないという結論に達します。

そのような時、コーチは「セルフコーチング」をします。行き詰まった事に対して内省(自己対話)をするわけです。

内省と言えば、最近、多くの企業が取り組んでいる自己認識能力(セルフアウェアネス)、自分を正しく知るリーダーは、部下との関係性、判断力やコミュニケーション力、仕事のパフォーマンスが優位だと言われています。

自己認識能力(セルフアウェアネス)については、私自身がまだ理解していないので今はお伝えできませんが、内省について少しだけお伝えします。

ストレスを受ける

内省の出口は2つ


内省した際に、ポジティブな出口とネガティブな出口の2箇所の出口があります。問いかけの言葉の違いだけで、頑張って内省しても、ネガティブな思考になってしまうことがあります。

例えば、「どうして?」「何故?」「原因は?」と自分に問いかけるのは、非効率で満足度や幸福度が落ち、思考がネガティブな出口に向かいます。

「どうして?」「何故?」「原因は?」の問いかけをすると、無意識に答えを作り出し、他の視点から物事を考えられなくなって狭い視点の状態でネガティブの連鎖に陥ります。もちろん、コーチングでもこのような質問はしません。

ではどのような問いかけが良いのかというと、問いかけの言葉を次のように少し変えるだけです。「何を?」「何が?」「何に?」このような問いかけにして思考を転換するだけで視界が開けます。


事例として、

「何故、私は自分で決めたことをできないのだろうか」を次のように変えます。「私は何ができていないのだろうか、そして何をしたいのだろうか」

「何故、私は人前で緊張するのだろうか」を次のように「私は何に対して緊張しているのだろうか、また、どんな状態を望んでいるのだろうか」

この事例のように、今の事実を起点にし「何を?」「何が?」「何に?」の問いかけで、未来の方向に目を向けるとポジティブな出口に向かうことができます。


参考になれば幸いです。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。


「コーチングが機能しない理由は脳の独り言にある」
下手なコーチングなら受けない方がまし

「設問と質問でセルフトークを活かす」
オートモードで内省させるコーチング



【小さな実践】
・私は何がしたいのだろうか
・私は何を求めているのだろうか
・私は何に不安を感じているのだろうか


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都のビジネス
  4. 京都の人材育成・社員研修
  5. 小橋広市
  6. コラム一覧
  7. 質問の内省(自己対話)で未来が観える

© My Best Pro