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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

モチベーションより意志力を鍛える

2019年8月16日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: モチベーション 上げ方

モチベーション


モチベーション(やる気)が上がったとか下がったとか言いますが、「モチベーション」とはどういったものでしょうか。

説によるとモチベーションとは「感情の高まりの結果、何かしらの行動意欲を感じること」という言われています。

つまり、苦しい、辛い、悲しい、腹立たしいというネガティブな感情に加えて、嬉しい、楽しいというポジティブな感情に基づいてモチベーションが生まれるので、移り変わりの激しい不安定な感情と言えるかもしれません。

例えば、やる気満々で事務所で仕事をしている時、自宅から怒り心頭の奥さんから連絡があったとしたら、一気にモチベーションは下がります。

モチベーションの特徴


モチベーションにはもう1つ、次のような特徴があります。いくら楽しいことでも長い時間続けていると飽きてきます。嬉しいはずのプレゼントでも、何度ももらっていると当たり前の感覚に変わります。

これは脳の性質なので仕方がないことです。逆に苦しいことでも続けていると慣れてきて普通になってきます。脳はどんなことも効率的に省エネで行なうので、モチベーションのようなハイパワーを使う感情は長く続かないのです。

すなわち、モチベーションにとらわれ過ぎるべきではなく、モチベーションは不安定な天気のようなものだと考えておくとやる気の有無に翻弄されることはありません。

意志力


では、モチベーションの変わりになるものというと、不安定な感情のモチベーションより、信頼性が高く、鍛えることができる「意志力」で行動する方が安定的です。加えて意志力は、モチベーションをコントロールすることもできます。

誤解のないように言っておきますが、モチベーションにこだわるのが悪いということではなく、過剰にモチベーションを重視するのは効率的ではないということです。

処方箋

参考の為に、モチベーション(やる気)を高める処方箋を出しておきます。

・直接体験 → 成功体験を積む
・間接体験 → 他者が成功したのを見て学ぶ
・情動的喚起 → 自分で「できる」と感じる
・言語的説得 → 他者から「落ち着いてやればできる」と言われる

他者のモチベーションを一時的に高めるのは「間接体験」か「言語的説得」が有効ですが、継続させるには、やはり「意志力」を鍛えてあげる方が良いですね。



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「やる気のドーパミンを多く出させるセルフトーク」
自分でモチベーションを上げるセルフトーク

「「コップの水で何時間しゃべれるか」【コップの中身】2」
モチベーションを下げるステルスストレス



【小さな実践】
即効性があるモチベーションより、継続性がある意志力を高めるトレーニングをする


 

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小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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