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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

ある食習慣を改善したプロセス

2019年5月24日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: 糖尿病 食事糖尿病 症状糖尿病 予防

6年前に心筋梗塞で倒れて一番に改善したのは食習慣の一部です。今日は、何をしても続かない私がどうって生活習慣を改善できたか。そして改善時に失敗したことをお伝えします。

常食を玄米に


病気になる前もたまに雑穀米や玄米を食べていたので、それほど苦もなく白米から玄米に変えることができましたが、玄米を食べたことはない方にとっては、一番の壁かもしれませんね。

私が玄米に興味を覚えたのは、旅先で玄米と雑穀米をとても美味しく調理していたのを食べてから。しかも、健康に良いということを聴かされたのがきっかけでした。

食べる方法としては、ハードルを低く最初から完全に玄米に変えず、少し白米に混ぜてみるのはどうでしょうか。手間は掛かりますが、炊き込みご飯風にするのも一つの方法だと思います。

工夫次第で玄米も白米のように美味しく食べることができます。玄米を購入する際、近所に販売していなかったら、ネットで購入するのもいいかと思います。

ネットで購入する際の注意として無農薬の玄米を購入するのはもちろんですが、玄米はわりにデリケートなので、夏場は湿気が多かったり温度管理ができていないと傷みやすいので、一度に多く買わないほうがよいと思います。

2つのタイプ

私はどちらかというと早食いでした。熱い料理は熱いうちにというタイプだったので、いつの間にか早食いになっていました。よく咀嚼するようになったのは、玄米を食べ始めてからです。 

最初、玄米の炊き方を失敗し、いつも硬めに炊き上がっていたので、自然によく噛むようになりました。

よく噛む習慣にするもう一つの方法は、食事の際、口に入れたものがなくなるまで箸を置いて咀嚼に集中して噛んでいると、満腹感を得られるので食べ過ぎもなくなりました。

ジャンクフード


以前の私は、ジャンクフードが好きでよく食べていました。ハンバーガーにチキンの唐揚げ10ピースくらいは、ペロっと平らげ、 傍で見ていると気持ち悪いくらいです(笑)スーパーで唐揚げや天ぷらを見つけると無意識に買ってくるしまつ。
 
そんな私が、揚げ物を見ても欲しくなくなったのは、時間が経過した揚げ物の酸化油が身体に悪いということを、教えてもらってからです。それからというものは、揚げ物の匂いでムカつくようになりました。

コンビニの弁当やサンドイッチなど、冬場なら一週間冷蔵庫に入れなくても腐らないのは、食品添加物が入っているからです。食品添加物については、ある程度知識があったので、すぐに買うのをやめました。

今では、滅多に食べませんが、たまに食べると食品添加物を舌で感じるようになり、
自然な素材が本来もっている甘みや辛味を感じる繊細な味覚が戻りました。

身体の調子も良いし、肌が油でギトギトすることも少なくなり、やめたことで、はっきりとした効果が身体に表れたのが良かったようです。

漬物に醤油


病院食の塩分は、一日6g程度でした。これを自宅で続けることは塩辛いのが好きな私にとって無理な課題でした。それどころか、入院時の反動もあって、以前の塩辛い食事に戻りつつありました。

病院にいる時と何が違うんだろう・・・と考えてみた時、思い当たることがありました。それは水です。食事をする時に人の何倍もお茶や水を飲んいたのに、病院では水の制限があり、あまり飲めませんでした。

退院して普段の生活に戻った私は、食事中、必要以上に水分を摂取し、以前の習慣に戻っていました。悪習慣が無意識にやっていたことです。それから食事中は、お茶も水も飲むのをやめたところ、いつもの食事が塩辛く感じるようになり、水分が胃液を薄めないので消化も良くなってきました。
 
今では、塩分を一日8~9gくらいに抑えています。酢や香辛料を使って料理を工夫をすれば、減塩していてもそれ程気になりません。最近、毎食作るのがトマトと野菜のスープ。トマトベースの料理は種類が多いので飽きがきません。あなたも一度、試してみて下さい。

炭酸飲料


食事の時に水を多量に飲む習慣がなくなったことが大きいです。 それでも、炭酸飲料はしばらくやめれませんでした。ゼロカロリーの炭酸飲料なら、いくら飲んでも平気だろうという安易な考えがありました。

よくよく考えるとゼロカロリー=人工甘味料です。身体に何某か影響があるものです。それを自覚してからは、どうしても欲しい時には炭酸水を飲むようにしました。 

炭酸水は甘味がないので最初は不味かったですが、慣れると意外に飲めるものです。起き抜け一番に飲むのは、常温の水を飲んでいます。

バランス


私はご飯が大好きで、おかずは漬物だけでも食べれたし揚げ物中心の食事で、野菜はあまり食べませんでした。食習慣の改善でご飯を減らしていたのですが、どうしても途中でお腹がすくので甘いモノやナッツ類で間食をしていました。

これでは主食を減らした意味がありません。主食を減らし、しかも野菜中心にしたので栄養バランスが悪く、カロリーばかりを気にし過ぎて、完全なタンパク質不足でした。
 
タンパク質はアミノ酸が結合した重合体で、人間の身体を作る大切な要素です。タンパク質不足になると筋肉量が減り、基礎代謝が低下する上に、中性脂肪が肝臓から血液中に移動できなくなり、脂肪肝の原因になることもあります。
 
私は15年ほど前に脂肪肝の宣告を受けて、お酒の量を減らしましたが、脂肪肝はお酒だけ減らしても駄目で、食事のバランスが大切だということが身に沁みて解りました。

甘いモノ


私にとって、甘いモノが数ある欲望の中では一番の強敵です。現在でも完全にやめることができていません。以前は、甘いモノをたくさん手元に置いておかないと不安になるくらいでした。

最近はどうしてもイライラする時、チョコレートを少しかじるようにしています。糖尿病でなかったことが、自分への甘えとして出てきているのでしょう。甘いモノを絶つ! これが当面の私の課題です。



【小さな実践】
食習慣の置き換えは最低3ヶ月をワンクールにする


 

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小橋広市

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小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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