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コラム
人前で緊張しない方法
2019年5月22日 公開 / 2020年10月25日更新
「あがり症」と「緊張」
人前で上手く話せない理由で「あがり症」と「緊張」がありますが、実は似ているようで別なものです。
「あがり症」の特徴は、人前で他人の視線を必要以上に意識するあまり不安や焦りで、動悸や震え、発汗、喉の渇き、赤面、呼吸の乱れになることがあります。ただ症状が極度に出る場合は「対人恐怖症」などの病気の可能性もあります。
私は中学生の頃、極度のあがり症だったので朝礼登板の日は、休みたくなるくらいでした。年齢か人前で話すことの慣れか、あがり症の症状はなくなりました。軽いあがり症は後天的なものなのでトレーニングで解決できます。
一方、「緊張」は敵に遭遇した時の警戒心や恐怖などの本能的なもので、緊張感やストレスを感じると脳内でアドレナリンが分泌されて集中力を高めたり、より高いパフォーマンスを発揮するために身体が臨戦態勢に入ります。
緊張すると、自分を守ろうとするセキュリティシステムが働き心臓がドキドキしてストレスを感じることもありますが、適度なストレスはパワーにもなるので悪いことではありません。
もちろん、緊張し過ぎて普段の実力が出せない時もありますが、緊張感を上手に楽しめれば本来は素晴らしいシステムなんです。
そうは言っても、どうやってトレーニングするかですよね。
トレーニング法
「あがり症」や「緊張」を和らげるトレーニングは、いくつかあります。その中で一般的なのが「深呼吸」です。深呼吸は、リラックスした状態に誘う副交感神経を働かせる切り替えスイッチですからね。
次に私がよく使うのは、身体を和らげるストレッチです。ストレッチといっても全身を使うものではなく、手だけで行なうストレッチ。親指のつけ根や手のひらの中心を押すだけですが、不思議に落ち着けますよ。
大勢の前で登壇した時に私が最もよく使うのは、始まる前や途中でも効果的な方法です。
自分を斜め後方5〜10mくらいの高さから、私自身と客席を同時に俯瞰して、自分の様を客観視します。こうして俯瞰すると意外に落ち着いている自分を観ることができます。
自分を俯瞰するトレーニング法や参考になる記事を下記にリンクを貼っておきますので、良かったら参考にして下さい。
「場を感じるディソシエイト」
「緊張を解く2ツの武器」
「理想の心の状態を作る Part1
【小さな実践】
人前でパフォーマンスを発揮できない理由が、あがり症か緊張かを分けて考えてみる
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