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コラム
参加者を寝させないセミナーは全員参加のワークショップ
2019年1月13日 公開 / 2020年10月25日更新
企業研修
去年、ある病院の職員研修で「職場のアンガーマネジメント」のテーマで登壇させて頂きました。時間帯や責任範囲の関係で、物理的に集まりにくい病院の職員研修は、過去に例がない人数と、職員さんの「やる気」に圧倒されまくりでした。
企業研修はアウェイ感の雰囲気で行なうことが多く、参加者は斜に構え、講師を好機な目で吟味しながら、「どれ何を話すのか聴いてやろうか」という雰囲気が伝わってくるのです。
ところが、
今回の研修は、スタッフのキビキビした動きと、アットホーム的な雰囲気に加えて、参加した職員さんは聴く気満々で、とてもやりやすかったです。
今回、企画して下さったHさんという管理職の女性は、組織の指導者の立場で、どのように企画をプロデュースすれば、部下や後輩が楽しみながら達成感を得ることができるかということに取り組んでいるようでした。
職員さんのモチベーションの高さは、Hさんの人間力であり、信頼関係で成り立つ人の繋がりを感じました。指導者が楽しんでいるからこそスタッフも職員さんも楽しめる、ということでしょうね。
「指導者もスタッフも楽しめる研修、これを後輩たちに伝承していくことが私ができる定年までのお礼奉公」と言ったHさんの目はキラキラ輝いてました。
組織やコミュニティの中で、皆が楽しみながら学ぶ向上心と、仲間意識を高めながら運営していく喜び、それらを今回の研修を通じて学ぶことができました。
一方的に講師がスキルやノウハウを伝える研修より、参加者が学んだことをすぐその場でディスカッションし実践する方がより効果的です。
私としては、患者さん側や職員さん側から観る病院の課題や問題に多少なりとも関わっていたので予備知識もありましたが、今回の研修では、知ったかぶりをせず、こちらも学びのスタンスで研修を進めました。
一般的なスキルやノウハウを、どのように参加者側のステージで応用するかディスカッションし、その場で実践して検証する、このやり方が最も最短で応用に繋がるような気がしました。
【小さな実践】
同じ物事も視座を変えたり概念を外すと新たな発見につながる
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