マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

脳をだまして記憶力を高める

2018年12月21日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:ビジネスに応用する脳科学

コラムカテゴリ:スクール・習い事

短期記憶と長期記憶


歳のせいにしたくないのですが、マジで記憶力が低下してます。ただ私の場合は、
どうでもいいことはすぐ忘れます。不思議なことに、記憶力が悪いと言いながら読んだ本の内容は覚えてます。

それで面白いことが分かったんです。
脳科学の本を読んでると、脳のしくみがコンピューターに似ていることがよく解ります。どうやらコンピューターが人間の脳を参考にしているようです。


睡眠中


電話番号を一時的に記憶して電話するのは、忘れても構わない短期記憶なので、脳の海馬というところで一時的に記憶され、後は自然に忘れます。一方、生存に必要な大切なことは海馬で分類され、大脳皮質に送られて長期記憶になります。


実はこれが今回のキモの部分

脳の大脳皮質は、コンピューターでいうとハードディスクです。脳の海馬は寝ている間に不必要なものを分類し、いらないものは自動的に削除されます。ここで睡眠と記憶が密接な関係にあるという話しになります。


睡眠記憶術


記憶力が悪い私が本の内容を記憶できるのかという謎はここにあります。電車で本を読む習慣があるので疲れていると、本を読みながらいつの間にか寝ています。目が覚めるとどこまで読んだか忘れているので少し後から読み返します。

これを繰り返すことで、脳の海馬は「何度も同じことを繰り返すのは、きっと生存に関係する大切なこと」と判断して長期記憶に分類します。 これが私が本の内容を記憶している秘密です。

電車の中の睡眠は、良質な睡眠とは言えませんが、それでも繰り返して読んだところは長期記憶に入れてくれます。繰り返して脳を騙し、長期記憶に入れることが、記憶力を高めることになり、認知症予防にもなります。

このように考えると、歳をとっても良質な睡眠ができればいくらでも記憶力を高めることができるということ。このように考えると、記憶力が低下してきても未来は明るいですよ



【小さな実践】
記憶に留めたいことは、眠る前に頭の中で繰り返してから睡眠をとる習慣を身に付ける

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都のビジネス
  4. 京都の人材育成・社員研修
  5. 小橋広市
  6. コラム一覧
  7. 脳をだまして記憶力を高める

© My Best Pro