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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

新築・リフォームを失敗するのは住環境と家族の生活習慣や価値観を考えないから

2018年11月22日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:住環境習慣コンディショニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

住環境習慣コンディショニング


私は女性がもっと社会の中枢に参画できるように応援しています。政府は一億総活躍社会の実現を目指しているようですが、女性が働きやすい環境はまだまだ整っていません。

先日、銀行で企業ジャーナルを読むと、働いている女性は、第一子の出産を機に約6割りが、子育てで離職しているそうです。

一方、就業を希望しながら働けない女性が、300万人を上回っているとのこと。もし、これらの女性がリスタートできれば、きめ細かな女性視点で活躍できる新たなビジネスが動き出すかもしれませんね。


ファミリー2


話は変わりますが、私の個人理念の「良き家庭は良き社会を創る」これは男性が外で働き、女性が家庭を守るという意味ではありません。


男女が健全な状態で社会に出て、家ではサザエさんの家族のように子どもやおじいちゃん、おばあちゃん、三世代同居がコミュニケーションとれる、これが私が望んでいる家族のカタチなんです。

もちろん、核家族が悪いということではありません。私の幼少時代、昭和の家族はほとんどこのようなカタチでした。私は住宅を設計している時に家族のカタチが変わった原因の1つに間取りとライフスタイルの変化があると考えています。

ライフスタイルが変わった、或いは建物のデザインが変わったのか、若しくは建物の様式が生活スタイルを変えたのか、それは鶏が先か卵が先かの話。


私が幼い頃は大手ハウスメーカーは4社ほどしかなく家族が居間で集うスタイルが主流でしたが、いつの頃からか大手ハウスメーカーは8社になり、各社が差別化のために従来の和のスタイルから洋のLDKという機能性重視の空間になり、家族団らんができた和室は消えました。

そして各部屋にテレビがあり、子供が大きくなると個々に部屋も与え、子供のプライバシーを重んじるようになりました。

良き家庭という定義は人それぞれでしょうけど、今のライフスタイルや家族力を高めたいと思っている方は、せめて新築・リフォーム時に、家族がコミュニケーションを取れる間取りを計画してみるのはどうでしょうか。



【小さな実践】
家族あっての仕事か仕事あっての家族か考えてみる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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