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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ)

OFFICE SAELA

コラム

少しずつ動いて脳をだます

ビジネスに応用する脳科学

2018年6月28日 / 2018年9月22日更新

先日は多くの読者の皆様から私の安否確認やお礼の返信を頂きまして、誠にありがとうございます。私が京都に帰ったのは昨日の夕方でした。ドアを開けると中から家財やモノが溢れ出てきました。室内を見るとゴミ屋敷状態で足の踏み場もありません。

阪神淡路大震災の時も今回と同じ震度5強くらいでした。しかし、家具や本の落ち方がまったく違うのです。阪神淡路大震災の揺れは縦方向だったので家財の移動はほとんどありませんでした。今回、自宅マンションの揺れ方向を分析してみると、部屋の家財の移動方向から東西に大きく揺れたことが推測できるのです。自宅マンションの形は長方形で長辺が東西方向。つまり、もし短辺の南北方向に大きく揺れていたらこの程度ではすまなかったということです。今朝までに何度となく余震があるので備えだけは怠らないで下さいね。



砂に埋れた時間



さて、今回のように大きく部屋の状態が変わるとすぐに気づくことができますが、少しずつ変えられると気づきません。今日はそんな話。

あなたは友だちのメイクやヘアースタイルが変わっていたらすぐ気が付きますか?先日、パートナーから髪を切ったと言われましたが、まったく気が付きませんでした。友だちがヘアースタイルを変えていたらすぐに気が付いていたのに、何故、パートナーの時には気が付かなかったのか。それにはこんな理由があります。

パートナーが髪を切るはずがないという思い込み。これを専門的に言うと「変化盲」といいます。※「変化盲」わずかな変化に気が付かないこと。これは余談ですが、カツラを作る時はこの変化盲を利用して、数日かけて徐々に髪を増やすそうです。

こんなことがありました。地方のビジネスホテルでチェックインしている際、制服を着た30代のフロントの女性に「インターネットケーブルを貸して下さい」と名前を記入しながら言いました。書き終えて顔を上げて「インターネットケーブルは?」と尋ねると、目の前のフロントの女性はこう言いました。「それなら先程、聴いた者がお部屋にお届け致します」私は一瞬???でした。私が記入している間に、目の前の女性が交替していたことを知らなかったのです。応対している女性が途中で交替するはずがないという私の思い込みです。変化盲は、思い込みや少しずつ変化していくことは認知できないのです。

私が店舗デザインの仕事をしている時には、よくこの変化盲を応用していました。店舗のリニューアルは、店の売上に直接関係するような場合には、大きく変えずにお客様の動きを見ながら検証する必要があります。そんな時にこの変化盲を使います。ポイントになる商品やレイアウトを小さく変えて購買率を分析。居酒屋などでは売れ筋メニューの価格だけを少し値上げし他のメニューの価格を押さえて様子をみたりする時も使えます。


変化盲はコラムにも使えます。起業したばかりの人がコラムを続けていると、リソースの変化で専門性が変わることがあります。そのような時も、新たにコラムを立ち上げるより現在の読者者さんを大切にしながら、少しずつ新しい専門性の内容に繋げていくこともできます。この変化盲、上手く使えばとても効果的です。


【小さな実践】
どんなことに変化盲を応用できるか書き出してみる



 

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