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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ)

OFFICE SAELA

コラム

打合せ時の遠慮はろくなことにならない

インテリア・建築関係の女性専門家

2018年6月10日 / 2018年8月17日更新

新築・リフォームの相談に来られたお客様のコンサルタントをしていた頃、
私はお客様の気持ちを本当の声を聴いているのだろうかという疑念が湧いていました。
ほとんどのお客様は、専門家に対して遠慮と思い込みがあります。
お金を出す側なのに何の遠慮があるのだろうと思っている人も多いと思います。
ところが、先でこの「遠慮と思い込み」がトラブルの原因になることを、
お客様も専門家もこの時点では気付かないのです。

実はこのような「遠慮と思い込み」が、お客様の中に存在しています。

・いちいち言わなくても専門家だから解っているはず

・専門家が言うのだから間違いないだろう

・低レベルの質問をするとバカにされる

・最初の打合せ時と自分の考えが変わったけど今更、言いにくい

・専門用語が解らないけど、いちいち聞けない

・解らないところがあったが、次の打合せで質問すればいい

このような遠慮と思い込みが、後々の工事に大きく影響を及ぼし、
場合によっては取り返しがつかない状況に発展するばかりか、
お客様と専門家の信頼関係が崩れてしまいます。

私は長年、設計者の私とお客様と工事関係者の三者で打合せを行なってきましたが、
何かこのままではダメだという危機感を感じていました。







お客様には必ず「遠慮と思い込み」があります。そればかりか
お客様自身が打合せの段階では気付いていない家族の価値観・人生観・生活習慣・概念など、
潜在意識にある意識を、おざなりにして計画し、施工して建物が完成する。
そのような家に住み始めると次々とストレスが出てくるようになります。

これらの危機感に対応するには、お客様の家族の潜在意識を
刺激して引き出さるコーチングのスキルを使って打合せをすると効果的だと気付きました。
それが今の住環境習慣コンディショニングに発展したわけです。

私の打合せは、こんな質問から始まります。
「幼い頃の想い出やエピソードは何か?」
嬉しかったこと、楽しかったこと、腹が立ったこと、悲しかったこと、
イメージとして残っている光景を五感で思い出してもらいます。

例えば、私の場合だったら、

・庭で遊んでいるスズメや鳥のさえずり

・天井裏から聞こえるネズミの運動会

・庭いっぱいの盆栽と樹木

・庭の通路両脇に規則正しく埋め込まれたキラキラ光る空きビンの底

・日差しで温まった畳の感触

・作業小屋から聞こえる祖父の気配

・かまどの煙や七輪の炭の匂い

・庭のスイセンの香り

・窓から入ってくる日差し

・風に揺れる木漏れ日

これらを五感でイメージすると、まるでその空間で見渡しているように、
幼い頃の我が家を体感できます。私が居心地の良さを感じるとしたら、
これらのことを五感で感じることができる家でしょうね。

幼い頃のエピソードや居心地の良さは、潜在意識の中に点在していますが、
整理されている状態ではないので、偶然に何かの拍子に思い出すことはありますが、
固定化していないのですぐに忘れてしまいます。

こういう感情を、お客様の家族から引き出すことで、
始めて家族が望んでいる居心地が良い家が観えてきます。



【小さな実践】
遠慮と思い込みで失敗したことを書き出し、
コーチングが応用できるかどうか検証してみる



 

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