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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

伝わらない思い込みのカベ

2017年2月19日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:関係性コンディショニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

私がまだ建築デザイン事務所に
入所したばかりの頃、所長と先輩と私が、
設計したお客様のゲストハウスに招かれました。

その室内は、
完成直後の何もない受け渡し時に比べて
見違えるような空間がありました。

室内にはBGMが流れ、壁には絵画、
そして重厚感のある北欧の家具。

まるで英国の領事館に入ったような雰囲気
オーナーの感性で、ここまで変わるものかと
感心しました。


ゲストハウスで数時間過ごし、
帰りの車中でインテリアの話に花が咲きました。

所長はJAZZが好きなので、
「◯◯さんは相当、音に拘りをもっていたね。
レコード盤のプレーヤーだったよ。
やはりJAZZはレコードで聴くに限るね」
など音楽の話しばかり、

先輩は、
「あのソファは何時間、座ってても疲れない、高いやろな」
と家具の話しばかり、

私は、壁に掛けてあったゴッホの絵画が
気になって所長と先輩に
「あのゴッホの絵は本物ですかね、まさかね」
と聞いたりしましたが、所長と先輩は
絵のことは覚えていません。


このように私たちは、
同じ時間、同じ空間に居ても
自分に興味があることしか覚えてないのです。


セッション2


人間関係は、
気心が知れないと気を使いますが、
少し慣れてくると、自分の思い込みを基に
話をするようになるので
ミスコミュニケーションが起こりがちです。

一度、ミスコミュニケーションが起こると
双方が同じ言語で会話しているようで
実は違う言語で話していることに気付かないので
話せば話すほど噛み合わなくなります。

同一言語にするには、
省略・削除、歪曲、一般化して話している
相手の会話の欠けた部分を見つけて質問すると
相手の伝えたいことが理解できるようになります。


まぁ、あれこれと
理屈っぽいことを書きましたが
気のおける相手とは小難しいスキルなど
使わず自然体で話すのが一番ですよね。




【小さな行動】
信用と信頼の意味の違いを調べ
相手を信頼するには自分に何ができるか考える



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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