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思わずグッときてしまった、うれしい話―親が楽しそうにしていれば、子供は・・・―

海江田博士

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テーマ:中小企業経営を考える

今日の目次
いろいろ工夫しながらここまで来た
これほどの好循環が世の中にあるだろうか!
また、戻ってみたい職場
一番大事なのは「企業風土」
需要な部分を女性スタッフ中心に
身内にまで好い影響を及ぼすとしたら


いろいろ工夫しながらここまで来た

先日、うちの女性社員と話をしていたときのことです。とてもうれしい話を聞かされました。
彼女は、私の事務所に勤めてもうだいぶ経ちます。まだ若かった20代の頃パートとして入社したのですが、その時代から始まって、かれこれ15年くらいになります。
パートの頃から、会計事務の仕事には興味があったらしく、性格的にも向いていたようでした。その後、途中でパートを卒業して、監査部の正社員として雇用契約を結び直したのです。
彼女は私の事務所に入る前には結婚していて二人の子供がいたのですが、勤めながら三人目の子供ももうけました。出産に際しては、事務所と彼女の間で働き方についてなど、お互いいろいろ工夫しながらここまで来たのです。

これほどの好循環が世の中にあるだろうか!

その彼女と話をしていたら、一番上の女の子がもう高校生になったらしいのですが、その娘さんが「お母さん、私、簿記の勉強をしたい。」と言い出したというのです。
彼女が「へぇー、何故なの?」と聞いたら、娘さんが「お母さんが楽しそうに働いているのを見たら、私も同じ仕事をしたくなっちゃった。」と答えたというのです。
この話を聞いた瞬間、思わず私は泣きそうになりました。今、こうして書いていても、涙が出そうになって困ってしまいます。
仕事をしていてこれ以上うれしい話があるでしょうか。
「ああ、俺の人生は間違っていなかったんだ!」と叫びたくなるくらい、うれしい話ではありませんか。
社員が楽しそうに生き生きと働いてくれる。それを見ていた子供が、自分も同じような仕事をしたいと思う。これほどの好循環が世の中にあるでしょうか!と大げさに騒ぎたくなるくらい、経営者冥利に尽きる話です。

また、戻ってみたい職場

ここでふと思い出した話があります。これはだいぶ昔のことになりますが、あのディズニーランドについてのエピソードです。
ディズニーランドでは、中で働く人を「キャスト」利用客を「ゲスト」と呼んでいるようです。その「キャスト」である従業員たちが、退職したあと「ゲスト」として再び元の職場であるディズニーランドを訪れる割合が、他のテーマパークに比べて圧倒的に高いのだ、と聞いたことがありました。
つまり、ディズニーランドというのは、アミューズメント施設として自分たちが楽しむ対象としても、いい思い出の残る元の職場としても極めて質が高いのだ、ということを表していたのだと思います。なるほどそうなのか、と納得したことを思い出しました。
これはだいぶ昔、聞いたか読んだかした話なので、今はどうなのかわかりません。ディズニーランドが今でもそういった職場であればいいんだけどな、と思います。

一番大事なのは「企業風土」

経営者としては、働く人たちにそんな風に思ってもらえる職場であって欲しい、と望んでいます。他人事みたいに「あって欲しい」というよりは、経営者の役割としてそういう職場風土作りを目指さなければならないと思っているのです。
現在、世間では人手不足が叫ばれています。景気は上向きつつあるのですが、事務所のお客さんたちの中には「仕事はあっても人がいなくてねえ・・・」とおっしゃる社長さんが多いのです。
私は、今の若い人材がなかなか集まらないのは、報酬や待遇、保証などのせいだけではないと思っています。中で働く人間にとって、一番大事なのは「企業風土」ではないでしょうか。
若い人が「この仕事は面白そうだ。」「自分はここで働きたい。」と思うのは、ひとえにその職場の雰囲気、風通しの良さ、つまりは「企業風土」ではないかと私は思っているのです。
もちろん、ある程度の賃金、福利厚生など規定された面での最低保証ラインは必要です。その上で「ここで働いてみたい」と思わせる要素は、その職場の持つ明るさ、自由度といった規定の領域を超えたプラスαなのではないでしょうか。

需要な部分を女性スタッフ中心に

私の事務所は、人を募集したとき、応募者が殺到するなどということはまずないのですが、最終的に誰も来なくて困ったということも今までありませんでした。ホームページその他の情報で、ある程度事務所の雰囲気、風土など予備知識を入れた人材がよく考えた上で、選んで来てくれているようなのです。
意図的にそうしたわけではないのですが、私の事務所では、運営のかなり需要な部分を女性スタッフ中心にして回しているところがあります。そういったことが、事務所の全体的な雰囲気をソフトなものにしているのではないか、と思っているのです。
私の父の時代、事務所は男性スタッフを中心に回っていました。当時は、これは男の仕事、という思い込みが強かったと思います。男性と女性、ベテランと若手、所長と従業員の間には、何かしら大きなギャップのようなものがあった気がするのです。
現在、事務所には、一応私をトップとした組織図みたいなものはあることはありますが、上意下達のキツキツといった雰囲気ではないと思っています。

身内にまで好い影響を及ぼすとしたら

女性の登用といっても別に特別なことではなく、適材適所を心掛けていたらそうなっただけの話です。
私には、トップの役割の一つは、そういった風通しの良い職場を作ることではないか、といった考えがあります。そして、そこで働くことが、自分の身内にまで好い影響を及ぼすとしたらこれほど喜ばしいことはないと思います。
冒頭の娘さんのエピソード、たまにほかの経営者に話したりすると、大抵の社長さんは「いやあ、それはいい話ですねえ。」と言ってくれます。中には、私みたいに泣きそうになる人もいるくらいです。
件の娘さん、将来うちで働きたければ親子で働いたっていいんじゃないの、と、思ったりもしますが、そうなると本人たちは結構窮屈に感じるかも知れません。まあその辺も含めて「自然体で」というのが私の基本方針なのです。


これはバーベキュー大会
事務所の駐車場で

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海江田博士
専門家

海江田博士(税理士)

税理士法人アリエス

税務相談はもちろんのこと、従来の税理士としての職務に留まらず経営者自身で革新できることを目指した支援を続けています。日本経済をしっかりと支えられる強い基盤を持った中小企業への第一歩のお手伝いをします。

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