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スニーカーぶるぅす―こいつの魅力に目覚めて50年、まだやめられませぬ―後編

海江田博士

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テーマ:ファッションについて考える

今日の目次
ナイキ、異次元の履き心地
スタンスミスよ、もう一度
ニューバランス、そしてコールハーン
気になるのは日本メイドシリーズ

ナイキ、異次元の履き心地

自慢のスニーカーを履きながら、すってんころりん、ガールフレンドの前で大恥をかいた私。さて、そんなちょいと恥かしい歴史から始まって、私のスニーカー歴は、すでに50年を超えたことになる。その間、いろいろなタイプのものやブランドに手を出してきた。
日本で初めてスニーカーブームを牽引したコンバースとプロケッズ。私もまんまとそれに乗っかったが、次にスニーカーを強く意識したのはナイキだったと思う。
このときのナイキは雑誌に紹介されていて、読み方がわからず「ニケ」かな?と思った。あのクルっとカーブしたマークが印象的だった。
最初に購入したのは、レザー製ではなく、ナイロンの製品だったと思う。初めて履いたとき、その軽さと履き心地の良さに衝撃を受けた。「なんじゃこりゃ!!」と心の中で叫んだ。
スニーカーというものに対する認識が一変した一瞬だったのである。それまでのコンバースやプロケッズとは異次元の履き心地に驚いた。靴っていうのは、こんなにも楽なもんなんだ、と強烈に意識させられた初めてのできごとだった。

スタンスミスよ、もう一度

後で知ったことだが、ナイキはオニツカタイガーを手本にして立ち上げたブランド、というエピソードがあった。ということは、ナイキでこんな衝撃を受ける前にオニツカを知っていれば、国内ブランドであの履き心地の良さを味わえたかも知れないと思った。
おそらくあの頃は、オニツカタイガーといえば、スニーカーというよりは先述した運動靴、という認識だったのかも知れない。なんか、体育会系の人間しか履かないスポーツ専用シューズと思っていた節がある。お洒落に履こうなどとは全く思わなかった。
若い頃は、結局ナイキをよく履いたような気がする。カッコ良かったし、なんと言っても履き心地が良かった。
ただ、アディダスのスタンスミスは上品系スニーカーの定番として、履かないわけにはいかない存在だった。これまでに何足か履いたような記憶があるのだが、今はもう手元にない。
最近思うのは、スタンスミス、もう一回履いてみようかな、ということである。あの定番のデザインは、この年齢になると最終的な落ち着き先として、なんだか捨てがたいものがある。確かかなり細身だったので、サイズは気になるが手に入れるかも知れないな。



これは子供たちに誕生日プレゼントにもらった
オニツカタイガーのベースボール用トレーニングシューズ
お洒落感は全くありません。


ニューバランス、そしてコールハーン

あと、よく履いたのはニューバランスである。こいつを初めて履いた時も、ナイキを履いて感動したときのような衝撃を受けた。ナイキ以上の履き心地だったからである。上には上があるもんだと感心した。
尤も、これには異論もあるだろう。ナイキの履き心地だって最高のはずだ、という意見も強いと思う。
これはおそらく、ニューバランスの方が私の足型に合っていたからではないだろうか。幅広の私には、ナイキよりもニューバランスの方がぴったりフィットしたのである。ウォーキング用の一足もニューバランスだった。
その後、さらに年を重ねた頃、ナイキもニューバランスもあまり履かなくなった。もろにカジュアルなものより、少し落ち着いた感じのものを求める気持ちが強くなったからだ。
そんな中、よく購入するようになったのはコールハーンである。コールハーンはスニーカー専用メーカーではなく、あらゆるタイプの靴を手掛けているアメリカのブランドだ。コールハーンのデザインは、大人の鑑賞に堪え得る抑制の効いたものが多くカッコ良く見えた。
少し高額になるが、トッズというブランドのスニーカーも、ちょっと無理して手に入れてみた。完全にカジュアルというよりは少しドレス寄りで、ジャケパンの時など履いていた。



コールハーンの2足。
ややドレス寄りのものもあります。


気になるのは日本メイドシリーズ

まあそれ以来、どれだけスニーカーを履き続けたかわからない。近年ではコールハーンにもやや飽きてきて、さすがに「スニーカーはもういいかな」と思うようになった。
それでもオニツカタイガーは意識していて、ときどき購入している。オニツカタイガーには「日本製シリーズ」という、日本の職人さんが一足一足丹念に作っている、というのを売りにしているブランドがある。
オニツカでもほかのものは、そのほとんどが外国(主にアジア)で作られているが、この「日本製シリーズ」だけは国内生産である。モノも良いみたいだし、値段もやや高い。だからこのシリーズで、「これは!」という靴が販売されたときは、ついつい買ってしまうのだ。
とにかく、スニーカーを買うのはもうやめよう、いい加減、打ち切りにして今持っている奴をローテーションしながらできるだけ履きこなそう、と思うのだが、いかんせん、新しく魅力的な商品が発表されると我慢できなくなるのだ。
しかし、どう考えても残りの生涯、これ以上所有しても、それほど頻繁に履けそうもない。買う楽しみは抑え気味にして、とにかく手持ちの奴を履くことを楽しもうと思っているのだ。



これは日本メイドではありませんが
オニツカらしい一足

おしまい

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海江田博士
専門家

海江田博士(税理士)

税理士法人アリエス

税務相談はもちろんのこと、従来の税理士としての職務に留まらず経営者自身で革新できることを目指した支援を続けています。日本経済をしっかりと支えられる強い基盤を持った中小企業への第一歩のお手伝いをします。

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