成果を出す組織のリーダー像とは・・―経営学の世界でも注目する女性のリーダー像―Ⅱ
[柔軟な発想や細やかなケアでやる気の出る組織を]
こういった女性の社会進出、とりわけ管理職のそれが進んでいない状況を受けて、そんな現状を無理やり打破しようとしているのが今の政権だろうと思います。
政策の一部として
「女性役職割合を○○%にしよう・・」
などとやっていますが、これもまたおかしな話と思います。
女性の登用というのは、そんな風に何パーセントにしましょう、とか数値目標を設定して目指すようなものでしょうか。
そもそも役職などというものは、能力或いは適正で選ぶべきで、男女比率何%・・などいったやり方で進めるべきものではないからです。
現に私の事務所では、以前から役職には何人もの女性についてもらっています。
彼女たちについては、適性、キャリア、能力、資格などを見ながら、ごく当たり前の感覚で選ばせてもらいました。
今後も、私は管理職の選定においては、上記のような条件で選びますので、男女差をつけるつもりなどさらさらありません。
こんなことをあれこれ考えていたら、世の中には「いますぐ妻を社長にしなさい」などというタイトルの本まで出ていました。
まだ読んではいませんが、著者が私と同じような意見をお持ちであれば面白いかな、と思っているところです。
ますます混迷を極め、柔軟な発想や細やかなケア、やる気の持続できる組織力といったものが必要な経営の世界です。
中小企業の支援者として、これから有能な女性経営者の出現に期待したいものです。
ここ(六本木ヒルズ)にも女性経営者はいるのか?!?
おしまい