聞いてないヨー!―散々無茶振りをされてきてわかった自分の性格―Ⅲ
[小さな「シーズ」を決して見逃してはいけない]
昨年末、残念なことがありました。
あるお客さんから関与打ち切りを通告されたのです。
打ち切りそのものは、ある程度起こり得ることなので仕方がありません。
しかし今回は少しその内容が違っていました。
それは
「関与のやり方をこれまでより濃くして、もっといろいろなアドバイスをして欲しい。」
というお客さんの要望があったにもかかわらず、それが私に伝わっていなかったのです。
上記のようなご希望は、元より最も私の望むところであります。
そういった関与をしたくて、日々様々に努力を重ねているのです。
お客さんは様々にサインを出していたらしいのですが、その強さが私に伝わっていませんでした。
とはいえ、このことをすべて担当の職員のせいにするつもりはありません。
最終的にはサインを見落とした私の責任だからです。
このことでつくづく考えました。
それは、小さな「シーズ」を決して見逃してはいけないな、ということです。
世の中に転がっているビジネスのシーズは、最初は小さなものです。
下手をすれば見逃してしまうほどの存在なのです。
ビジネスの一歩はここから始まります。
この小さなシーズがどっちに転ぶかで後の展開は大きく違ってくるのです。
見逃せばすぐに消えてしまうだけのことであり、大事に育てれば大きなチャンスに繋がってくる可能性を含んでいるのです。
つづく