常識破りの功罪Ⅰ
[期せずしてほかとの差別化に]
経営者である私が行なっているのは、継続的なメディアへの出演という一つの方法論。
これが事務所における販売促進の一つの手段になっているという事実。
さて、上記の点を踏まえて、「地元メディア」への参入ということでいえば、具体的には私の場合、地元の地域FM局に番組を持たせてもらっています。
月に1回の放送で、もう5年以上も出演し続けているのです。
自分では、これについては、大した負担とも思わずに、気楽にやってきたつもりだったのですが、他人に聞くとこれは珍しいケースらしいのです。
これを或る意味、事務所の販売促進の一つと考えれば、他の税理士がこんなことをやっているという話は確かに聞いたことがありません。
そういう意味では、極めてまれなケースになるようなのです。
だとすれば、前述のようにこのことを大した負担とも思っていなかった私にとって、期せずしてほかとの差別化を図っていたことになります。
これも先日、放送終了後にパチリ。
ビジネスのジャンルに入るであろう番組のタイトルは「未来を見据えよう『先見経営のすすめ』」という、私にしては割と真面目なものです。
これは、地元の企業の経営を見つめてきた税理士という立場から、税務からだけではなく、少し視野を広げて経営全般を支援したいという気持ちからつけたものなのです。
我々の職業も、税務という限定的な専門性から、少し幅を広げた視点を持つことで、発信すべき情報のコンテンツは格段に広がります。
特に経営支援、中でも「経営改善支援」「経営革新支援」というスタンスをとれば、提供すべきテーマは無限に広がると言ってもいいのではないでしょうか。
つづく