常識破りの功罪Ⅱ
[「案内」と「宣伝」の違いと使い分け]
もっと自社を案内する、宣伝するという姿勢が欲しいと思う地方の中小企業。
自社を案内するための最も基本的な宣伝ツールは、会社案内、取扱い商品のパンフレットなどのペーパーものが第一にあげられます。
そのほかにも、名刺、看板、HP(ホームページ)などは大事な自社案内用ツールということになります。
しかし、残念ながら中小企業の場合、特に地方のそれにおいては、これらの基本的なツールを持っていないか、ほとんど活用していない企業が多いのです。
ですからまず、顧客或いはマーケットに対して、ちゃんと自社をご案内するという姿勢が求められるのですが、ほとんど実践されいません。
ここまでは知らしめるための「ご案内」というレベルから書いてきました。
しかし、「案内」からもう一段踏み込んで「宣伝」となると、さらにその手段は広がってきます。
「宣伝」即ち広告宣伝は、「案内」に比べてかかる費用が格段に増えてきます。
そのために、選べる手段について、格段にその選択肢が増えるのです。
広告宣伝と聞いて、その媒体として、まず頭に浮かぶのは、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等のマスメディアなのではないでしょうか。
しかし、これらマスメディアは通常中小企業とは縁のないことが多いのです。
マスメディアを利用しての広告宣伝は、その費用が膨大なものになるために、中小企業の事業規模や取り扱う商材を考えた場合、必ずしも相性がいいとはいいがたいところがあります。
そもそもそれだけの予算が組めないし、費用対効果もそれほど高いものは望めないからです。
中小企業にとって、もっととっつきやすい、現実的な広告宣伝の有効な手段はないものでしょうか。
セミナー会場に置かれた数々のパンフレット
つづく