どんぶり勘定の是非―コンサルティングをどう考えるか―
難解な用語をそのままにしない
私は、話の腰を折るのも折られるのも基本的には好きではありません。
いつも、最後までちゃんと聞くことにしています。
ただ相手の話が、あまりにも冗長だったり、しょうもない内容が続きそうな時には意図的に折ることはあります。
実はもう一つ、私が思うことがあるのです。
相手の話にやたらと横文字や専門用語が多いときは、次のように遠慮することはないのではないか、と。
話の腰をバキバキ折って「それってなんですか?日本語で言ってください。」「私たちの分かる言葉に言い換えて解説してください。」などと言ってみようではありませんか。
そうすれば逆に、相手の実力がわかろうというものではないかと思うのです。
本当にその話の内容を理解していなければ、言い換えることは不可能ということになります。
また、適切な言い換え用語が浮かばないようであれば、その人の力量も知れたもの、ということにもなります。
話はあくまでも、相手に伝わってナンボ、のはずです。
特に「コンサルタント」などという肩書の人には、バンバンこの方法を使ってみるといいでしょう。
案外早めに馬脚が現れるかも知れません。
日本人には、賢(かしこ)ぶったり、相手に失礼では、という理由でこれ(話の腰を折る、というか遠慮なく質問する)をやらない人が多いのではないでしょうか。
しかし、セミナーなど時間とお金を使っている場合、その場でしかも一発でわからなければ時間と金の無駄遣いということになります。
さあこれからは、話の中身がわからないときは、遠慮することはありません。
話の腰をバッキバキ折ろうではありませんか。
先日のセミナー風景。
私が講師のときは折らないで下さいね。