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我が文学少年時代―懐かしき思い出・・かくも繊細だったあの頃―Ⅳ

海江田博士

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テーマ:自分を振り返る

ドイツ文学の次に、量的に多く読んだのはロシア文学かも知れなません。
特にドストエフスキーは、後に個人全集を購入するほど傾倒しました。

ドストエフスキーは10代の少年が読みこなすにはいささか難解な作品が多く、四苦八苦しながら読んだことを覚えています。
1章読み終わるたびに「フゥーッ」と休憩を取りながら読み進めていました。
あんな情熱がいったいどこから来たのか、今となっては思い出すことすらままなりません。

彼の作品は「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」などが有名ですが、私は「白痴」や「死の家の記録」といった作品が印象に残っています。
「白痴」の主人公ムイシュキン公爵は、それまでに出会ったことのないタイプの、心に刻まれる極めて印象的な主人公として記憶に残っています。

それから、当時比較的人気が高かったのはフランス文学だったと思います。
フランスにも特徴のある作家が多くいました。
特にフランスの詩人は魅力的でした。

古い方の作品ではスタンダールの「赤と黒」が印象に残っています。
主人公であるジュリアン・ソレルという美青年の名前は、今でもはっきりと覚えています。

新しいところではロジェ・マルタン・デュ・ガールの「チボー家の人々」が記憶に残る作品です。
この大作は私が読んだ小説の中で一番の長編でした。
確か5冊で1組になっており、箱に入って販売されていました。



文学はこの花のように匂い立ちます。

つづく

【お知らせ】
海江田事務所は不便な立地(かなり田舎なもので・・)
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の良い
研究施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い女性スタッフ(?)が淹れたてのコーヒーで
おもてなしいたします。
是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、
というノウハウもありますよ。
皆様のお役立てることを心掛けています。

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海江田博士
専門家

海江田博士(税理士)

税理士法人アリエス

税務相談はもちろんのこと、従来の税理士としての職務に留まらず経営者自身で革新できることを目指した支援を続けています。日本経済をしっかりと支えられる強い基盤を持った中小企業への第一歩のお手伝いをします。

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