涼しい顔して「OK」と言えるか―「もったい」をつけないのが男の力量―Ⅱ(おしまい)
この、ちと恥ずかしくなるような、文学がチラチラと登場する世界・・・・
さて、何がいいたいのかというと、私(現在65歳)がまだ若かった頃までは、文学というものがかなり身近で、こんな歌詞にも普通に詩人の名前などが登場していたということなのです。
もちろん今でも文学的な世界が皆無になったという訳ではありませんが、昔の方が登場する頻度が今より高かったかも知れません。
こういった時代性を背景に、学生にとって文学に親しむ、というのは、僕らの時代の基本的な素養の一つだったような気がするのです。
また、あの頃には「文学少年」或いは「文学青年」といった言葉がよく使われていました。
「文学少女」という言葉がなかったわけではありませんが、思い出してみると「文学少年」の方がよりポピュラーだったような気がします。
本を読むのが好きで、少し内向的で思索的な、今だと下手すれば「オタク」と呼ばれかねない、男の子の生態が一つのカテゴリーとして存在したのです。
私も中学から高校、浪人、大学にかけて本(ほとんど文学)を読みまくりました。
当時、私の中で文学というのは、日本文学とその他の国の世界の文学、という風にまず大きくカテゴリー分けされていました。
日本文学の中では、ミステリー、純文学などジャンルによる好き嫌いとは別に、どの作家が好きかというので、友人たちの間でも好みは分かれていました。
世界文学は、かなりはっきり区分されており、アメリカ文学、イギリス文学、フランス文学、ドイツ文学、ロシア文学という風に国別に分かれていました。
このそれぞれにまた好みが分かれていたのです。
つづく
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