能力とリーダーシップ―経営者の資質のあり方について考えてみる―Ⅳ
或る映画でこんなセリフがありました。
「○○君、赤ん坊や犬にでもわかる言葉で説明してくれたまえ。私の『武器』は脳みそとは別のところにあるのでね。」
ある証券会社の会長、最高経営責任者の言葉です。
映画の題名は「マージンコール」。
おそらく、リーマンブラザーズの破綻に至る2日間を描いた企業ドラマです。
「おそらく」と書いたのは、固有名詞は出てこず、ドキュメント風でもなく、破綻に至る裏側をひとつの物語として描いたものだったからです。
当然、そこに描かれる幹部連中は、年俸何十万ドル、何百万ドルの頭の切れるエリートたちばかりです。
彼らは桁外れの計算能力や記憶力を駆使して様々な数字を分析し読み込んでいきます。
そして、その中の一人がもう会社(おそらくリーマンブラザーズ)がもたないことを発見するのです。
真夜中に急遽召集された幹部会議で、会長であるCEO(最高経営責任者)が発するセリフが、冒頭に紹介したのものなのです。
CEOに説明するのは、会社が破綻することを発見し、直前にリストラされた先輩からデータを引き継いだM.I.T(マサチューセッツ工科大学)出身の若手有望ディーラーです。
映画全体も緊張感があって面白かったのですが、私には前述の場面が特に興味深く印象に残りました。
つづく
【お知らせ】
海江田事務所は不便な立地(かなり田舎なもので・・)
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の良い
研究施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い女性スタッフ(?)が淹れたてのコーヒーで
おもてなしいたします。
是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、
というノウハウもありますよ。
今日は午後から「補助金紹介セミナー」を行ないます。
皆様のお役立てることを心掛けています。