聞いてないヨー!―散々無茶振りをされてきてわかった自分の性格―Ⅱ
それからもう一つ付け加えさせてもらえれば、こんなとき私は後輩に向かってカンカンになって怒ったりもしません。
今回の一件など、人によっては随分怒っちゃうケースだろうと思います。
「誰かがひどく迷惑を被ったわけじゃなし(私はかなり冷や汗をかきましたが・・・)ま、しゃあないや。」
と思い直して済ましちゃうのが私の性格なのであります。
家内はこんな私のキャラを見切っているようです。
なので、いつも極めて覚めた目で見ております。
子供たちにも日頃「お父さんはいい加減な人だから…」と吹き込まれているためか、3人とも私をあまり信用していないようであります。
小さい頃は、私に一応聞いた話も後で必ず家内に確認していました。
まあその方が確かと言えば確かではありますが・・・
しかし、私は言いたいのであります。
「そのくせ学校(大学)のレポート提出の時だけ俺を頼ってきていたのはどういう訳だっ!」
と。
子供たちには文句の一つも言わせてくれよ、と思います。
そうなのです!
私の名誉のためにちょっとだけ言い訳させてもらえれば、子供たちが学生時代、私が「ヒント」と「考え方」を示して手伝ってやったレポートはいずれもなかなか好成績だったのであります。(評価Aとか、S(スペシャルと思いますけど)とかです。)
要領よく私を利用した長女などは、かつてこれで随分助かったはずです。
『性格はいい加減でも、大学の先生にちょいと良い点数をつけさせるくらいの「技(わざ)」(インテリジェンス・・・か?)は持っているのだ!
どうだ!少しは見直したか!』
と、誰に言うともなく、一人心の中で叫んでおります。
つづく