常識破りの功罪Ⅱ
1、実行してみる。
さて、いろいろ頭で考えても、実行しなければ結局何もしなかったのと同じことになります。
しかしながら、この「実行」までたどり着く人の何と少ないことでしょう。
そうです。
世の中、実行しない人があまりにも多いのです。
例えば、私よりはるかに若い経営者がまだ会社のHP(ホームページ)さえ持っていなかったとします。
私は、さすがにこれではまずいと思い「HPくらい作ったら。」と、アドバイスとも言えないレベルのアドバイスをします。
そうすると
「そうなんですよねー。作らなきゃと思ってはいるんですよねー。」
との返事。
「そう思っているんだったら、すぐにでも取り掛かりなさいよ。」
と、私は「きっと作るもんだ。」と思いその場は終わります。
ところが、こういうやり取りをして2か月経っても半年経っても、次の年になってもさっさと作ったという人を見たことがありません。
たったこれだけのことがなかなかできないのです。
まあ、作る人は私などに言われる前に、とっくのとうに作っているのでしょうが。
外注に出せば済むという、これだけのことができません。
ましてや、新規に何かにとりかかるなどと言うことは「夢のまた夢」ということになるのでしょうか。
それくらい、初動のエンジンをかけるというのは億劫なことなのです。
ということは、実行に踏み切った人と何もしなかった人とでは明らかに差がついていく、ということになります。
当たり前の事実ですが、世の中ほぼその通りになっています。
つづく