常識破りの功罪Ⅱ
1、社長が自分で決めると決める。
変な言い回しです。
なぜこんな言葉(項目)をトップに持ってきたのでしょうか。
それは自分で決めない社長が多すぎるからです。
なんだか他人頼みだったり、これまでの延長でどうにかならないかと迷っていたり、誰かに決めてもらえないかとあてにしていたり、と、どうにも頼りないのです。
ですから、まず自分で決めて、自分で責任を取る、と覚悟を決めてほしいのです。
仮に失敗しても全責任は自分が取る、と決めないことには何事も始まりません。
ですからこれが「業績回復、基本の基」のトップに来るのです。
2、やるべきことのアイディアを捻り出す。
これも当たり前のことですが、何をすべきか新しいアイディアを出さなければ始まりません。
これまでのやり方で低迷しているのですから、今までやったことのない何かにチャレンジしなければお話にならない訳です。
よく「それがわからないんだ。」という人がいますが、もし本当に何も出てこないのであれば、それは「特別に経営者に向いていない人」になりますから、直ちに社長を降りるべきです。
本当にそんな人がいたら「珍しいくらい社長に向いていない人」とも言えます。
なぜこんなことを言うかといえば、
「それがわからないから苦労してるんじゃないか。」
という人がいたとしても、私はすぐには信じません。
何故なら、それはほとんどの場合、アイディアが出なかった訳ではないからです。
これまでだって、実は新しいアイディアはあったはずなのにそれを実行していないだけのことなのです。
私が見てきた限り、そういう人が実に多いのです。
ですから、今度こそ本当に実行してみるのです。
つづく