常識破りの功罪Ⅳ(おしまい)
税理士の世界に入って約20年、多くの中小企業経営者と接してきました。
そこで、今感じているのは次のようなことです。
中小企業経営、特に地方におけるそれは昔に比べて格段に厳しくなってきています。
以前と同じことをやっていては確実に食えなくなってきているのです。
つまり、これまでのやり方や考え方を大幅にチェンジしていかなければ事業の明日はありません。
どういうことかといえば、新しいことへのチャレンジが経営者の必須条件となっているのです。
そんな中、現状はいったいどうなっているのでしょうか。
私は多くの経営者に接してきて次のようなことを感じています。
組織には必ず「2:6:2の法則」が働くと言われています。
黙っていても能動的に動く人間が2。
命令され指示されれば動く人間が6。
自らほとんど動こうとしない人間が2。
と、言われます。
この分類は組織の中の話です。
しかしながら、これは経営者を分類しても同じようなことが言えるのではないか、と思ったのです。
つづく