PTA役員、角が立たない断り方
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保護者と教職員との関係性が悪化すれば、子どもへの影響も
昨今、女性の社会進出により、PTA役員を自ら進んで受けることが難しくなっていると言っても過言ではないでしょう。また、仕事をしていなくても、幼い子どもがいれば容易に受けることはためらわれます。立候補者がいないため他薦になることも多いPTA役員決めに関して、角が立たない断り方を考えてみましょう。
日本人には、とかくYES、NOをはっきり言えない文化が根付き、中途半端に「含み」を持たせるような言葉や態度、表情、話し方に問題があります。もちろん「はっきり」断ることは非常に簡単で明確に意思を伝えることができますが、それが要因で保護者と教職員との関係性が悪化すれば、子どもへの影響がないとも言い切れません。
コミュニケーションは段階的に。断る際にもマナーを意識
そこで、コミュニケーションは段階的に進めることをオススメします。PTA役員の就任を打診された際には、「なぜ、私に役員を?と質問する」「PTA役員の役割や仕事内容を聞いてみる」など、個人的な考えを話さず、情報を引き出しましょう。その上で判断するのが、保護者としてのマナーではないでしょうか。無下に断るのではなく、「尋ね」から入ることを意識してください。
「断りの入れ方」も互いを尊重し、話を聞いて1日から2日程考えさせてもらうことを頼んでみましょう。その場合、一つだけ注意点があります。ビジネスではないので、「検討します」はタブーです。
最後に、断りの返答をメールや電話で済ませないことです。日時を聞き、直接会って断る方が良いでしょう。現代では、嫌なことや断る際は会いもせず、言葉も交わさずメール等に逃げることが増えています。それでは、上手くコミュニケーションが取れるわけがありません。
「角が立たない断り方」とは、互いの立場を尊重して礼節を持った対応を心掛け、段階を踏んで断る際にもマナーを意識することです。断りに一言を添えたい時は「お役に立てず申し訳ございません」と一声付け加えるだけでも、印象は異なります。保護者同士、または教職員との関係性を良好に保つために参考にしてみてください。
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