仕事に必要な雑談力を高める秘訣
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新入社員の7割が「雑談力に自信がない」
ある調査によると、新入社員の7割が「雑談力に自信がない」そうです。「雑談はどうでもいい話だから、しなくても良い」と考える人もいるかもしれませんが、実は仕事の上でのコミュニケーションに欠かせないものです。
たとえば、商談に入る前に、共通の話題でその場の空気を和らげると、「共感ゾーン」ができて話を受け止めてもらいやすくなります。また、上司や同僚との仕事の合間の会話で、お互いの嗜好や家族のことなど、仕事とは違う一面を知ることで人間関係が深まります。
雑談を弾ませるコツは「きみにはなしたい」
雑談を弾ませるコツは、相手に関心を持ち、相手中心に話を振っていくこと。自分が話すより、相手に気持ち良く話してもらうことが大切です。相手の話を引き出すキーワードとして「きみにはなしたい」を使ってみてください。
「き」:「季節・気候」
例:「いい陽気になりましたね」「連休はどのように過ごされたのですか」
「み」:「見た目、見えるもの」
例:「初夏らしい色のネクタイですね」「あ、あそこに新しい店ができていますね」
「に」:「ニュース」
例:「今朝のニュースで報道されていた○○ってどうなのでしょう」
「は」:「はやりもの」
例:「最近、話題の△△ってご存知ですか」
「な」:「仲間」
例:「総務課の山田さんが趣味の社交ダンスで全国大会に出られるそうです」
「し」:「趣味」
例:「マラソンがご趣味だと伺いましたが、どんな練習をなさっているのですか」
「た」:「旅、食べ物」
例:「来月、ご家族と△△へいらっしゃるそうですね。どんなところを観光されるのですか」
「い」:「生き方」
例:「いつも疲れを感じさせない田中部長、ぜひ若さと健康を保つ秘訣を教えてください」
雑談を避けていると、業務に支障をきたすことにも
質問を投げかけてみて、相手がそれに乗ってきてくれたら、できるだけその話題を広げていきましょう。目を見てうなずきながら「それはどんな風にするのですか」「何がポイントなんでしょう」と掘り下げる質問をしてみたり、「へぇ~初めて聞きました」「そんなこともあるのですね」と共感したり、相手の話をオウム返しするのも効果的です。「そうですね」「なるほど」と相づちにもしっかりと気持ちを込めましょう。
話を切り上げたいときには「今度ゆっくり教えてください」「また、続きを聞かせてください」「私も課長のおすすめのお店に今度、行ってみます」「ありがとうございます。勉強になりました」など、気持ちよく次につなげる言葉で会話を締めくくります。
「何を話したら良いかわからないから」と雑談を避けていると、必要な報告連絡相談なども滞りがちになり、業務に支障をきたすことにもなりかねません。最初はほんの一言、挨拶にプラスすることから始めてみてください。「おはようございます。きょうは暑くなりそうですね」のように。自分から踏み出したその一歩で相手との距離が縮まります。
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