印象に残る!漢字を用いた年頭の挨拶
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干支の話題は誰もが思いつきがち。ネタが重なるリスクも
年始の挨拶で「何を話せば良いだろう」と頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。「新年だから良い挨拶をしなければ」と気負うのではなく、「そこにいる人たちとあたたかい時間を共有しよう」という気持ちでリラックスして臨んでください。新年を寿(ことほ)ぎ、2014年に明るい希望を託す内容であれば十分です。
手堅いのは、干支の話題です。平成26年は甲午(きのえうま)。「大空を駆ける天馬のように我が社も・・・」といったように、干支になぞらえて、新年を迎えた決意を述べたり、「人間万事塞翁が馬と申しますが・・・」のような馬に因んだ故事成語を引用するのも良いでしょう。ただし、干支の話題は誰もが思いつきがち。ネタが重なるリスクがあります。何人かが挨拶をするシーンでは避けた方が無難です。
昨年の漢字と今年の漢字の対比が大きければ、インパクトあり!
オリジナリティを生かすのにオススメしたいのが、「私の今年の漢字」。年末に日本漢字能力検定協会から「今年の漢字」が発表されますが、あれに倣って、自分自身の今年の漢字を考え、挨拶に取り入れ、今年の抱負を語るのです。余裕があれば、前の年を表すオリジナルの漢字も考えてみてください。昨年の漢字と今年の漢字の対比が大きければ、短くてもインパクトのある挨拶となります。
昨年と今年の漢字を使った挨拶は、次のような構成になります。
「皆さま、あけましておめでとうございます。年頭に当たって今年の抱負を述べたいと思います」の後、まず、昨年の漢字です。メインは今年の漢字ですので、ここは軽めに。「まず、昨年2013年を振り返って漢字一文字で言い表すと『汗』です。と申しますのは・・・ だったからです」。
そして、今年の漢字です。「そこで、2014年をどんな年にしたいかと考えたときに浮かんできたのが『愛』です。この文字に、私はこういう思いを込めました(その漢字を選んだ理由、決意、メッセージを述べる)」。
最後に、結びは同席している人々のご多幸を祈る言葉と挨拶で締めくくります。「皆さまにとって、どうぞ良い年になりますようにお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い致します」。
顔を上げて聴き手の反応を受け止めながら話すと伝わりやすく
以上で1分程度にまとまります。大切なのは、新年にふさわしく、明るく朗らかな声と表情で語るということです。特に語り始めの声は、場の空気を作り、聴き手を聴く気にさせる大切な要素です。
話し始める前に軽く息を吐き、呼吸を整えます。鼻から息を吸う方が深い呼吸ができ、気持ちも声も落ち着きます。そして、ゆったりと間あいを取って話し始めましょう。顔を上げて聴き手の反応を受け止めながら話すようにすると、話に自然な間が生まれ、より伝わりやすくなります。自然な笑顔も忘れずに。
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