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レーシックで失敗しない眼科選びのポイント

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「wow effect」をもたらすレーシック

レーシックで失敗しない眼科選びのポイント

近視矯正レーシック手術は「wow effect」をもたらす治療と言われています。すなわち、手術した翌日にはメガネ、コンタクトレンズ無しで遠くがよく見え、その素晴らしさに感動するという治療なのです。近視が完全に治る(裸眼視力1.0以上になる)人は100人中95人程度で、術後、時間を経て100人中数人は裸眼視力が0.7~0.3ぐらいになります。手術前と同じ裸眼視力(0.1以下)や、それを下回る患者はほぼいません。 それだけ精度良くいため、2000年にPRKが、 2006年にレーシックが厚生労働省から認可され、お墨付きをもらったわけです。

レーシックのリスクはほぼ解決できる

しかし、それでも手術に100%はありません。一部の患者に不都合が生じることがあります。代表的なものがドライアイ、暗所での光のにじみ、過矯正(強い遠視)です。

ドライアイは術後半年ぐらいで治まり、ほぼ解決しています。暗所での光のにじみはも術後半年ほどで治まることが多いですが、症状が残るケースもあります。ただ、さらに時間が経てば加齢により治まっていきます。なぜなら、通常、年を重ねれば暗所瞳孔径が若い頃ほどには広がらなくなるため、にじみを感じにくくなるからです。

過矯正は、遠くも近くも見にくくなる状態のことをいいます。レーシック後10年ぐらいでわずかに近視が再度出現するので、軽い過矯正であれば、いずれ自然に治ります。反対に強い過矯正は治りきらず、ずっと不便のままであることがごく稀にあります。では永久に治らないかというと、そうではありません。遠視矯正レーシックや白内障手術で治すことは可能です。

正しい眼科選びが、満足度の高い治療につながる

ここで大切なのが、レーシック手術の際に、術後も誠意を持って診療してくれる眼科を選ぶことです。選び方を誤ると、患者は「レーシック難民」に陥ってしまいます。主治医不在でどこに相談して良いか解らず、消費者庁に駆け込んだり、ネット上で不満をぶつけたりするしか方法がなくなり、良い眼科医療が受けられない不幸な結果を招いてしまいます。

眼科選びのポイントは、「日本眼科学会眼科専門医であること」「長年にわたって眼科診療やレーシック手術に携わっているか」「リスクも正直に説明してもらえるか」などです。クリニックのホームページも詳細に見ましょう。特に医師の経歴や学会発表の履歴、ブログなどを見て、経歴や人柄なども事前に推測しておきたいところです。レーシック以外の近視手術(PRK、フェイキック)、白内障手術も手がけていれば近視を含めた屈折矯正手術に関して、かなり専門的に幅広い経験、テクニックを持っていると判断できます。無料検査を経て、本番の有料検査となる流れが一般的です。まずは無料検査のみを受けてみて、執刀医師と直接話をして信頼できる眼科かどうかを判断するのも良いでしょう。

昨今、レーシックの欠点のみが声高に報道されていますが、満足している患者も実際には多く、報道と実際の声がかなり乖離している印象です。正しい眼科選びが、満足度の高い治療を受けられることにつながります。

近視・老視矯正・白内障手術のプロ

田川考作さん(小矢部たがわ眼科・金沢視力矯正レーザーセンター富山)

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