同性へのセクハラ、意外なNGワードは?
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同性間の言動もセクハラに該当。厚労省が指針
セクハラといえば、一般的には男性から女性に対するもの、というイメージが思い浮かびます。しかしながら、同性間の性的な言動も、相手が不快に思うようであればセクハラに該当します。無意識のうちにセクハラを繰り返していて、忘れたころに急に訴えられたりすることのないよう、基本的な知識は身につけておかなければなりません。
このたび、厚生労働省は、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)が異性に対する言動だけではなく、同性に対するものも含まれることを同省の指針に明記する方針を固めました。今まで以上に同性に対するセクハラ問題が表面化する可能性があります。
「男のくせに…」「女性なんだから…」もセクハラ発言
「同性に対しての言動もセクハラに」といわれても、ピンとこないかもしれません。しかし、何気ない会話がセクハラになっていることがあります。普段、このようなワードを発していませんか?
「男のくせに…」
「男らしくない」
「女性なんだから…」
「ホモの〇〇さん」
「初体験はいつ?」
「最近、奥さんとはどう?」
「今日も風俗行くぞ」
「子づくりの予定は?」
同性間のセクハラの事例としては、「猥褻な雑誌を見せること」「自分の性の話を聞かせること」「性経験を尋ねること」「裸おどりをさせること」「風俗店に執拗に誘うこと」「抱きついたり、体に触れたりすること」「子どもの予定について執拗に聞くこと」などが挙げられます。受け手が不快に思えば、それはセクハラです。できる限り、そのような言動は慎むのが良いでしょう。
個人が注意するのはもちろんのこと、会社もセクハラに関する研修や相談窓口を充実させ、快適な職場環境をつくるように努力することが求められます。
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