マイベストプロ

JIJICO powerd by マイベストプロ

  1. コミュニケーション力こそがビジネス成功のカギを握る

コミュニケーション力こそがビジネス成功のカギを握る

カテゴリ:
ビジネス
キーワード:
働き方改革

ストレスのほとんどは人間関係が原因

平成最後の年末を迎えていますが、みなさんにとってどんな一年だったでしょうか。振り返るとさまざまな出来事があったと思います。私が痛感しているのは、去年よりもさらに世の中のビジネスモデルがどんどんと新しいカタチに進んでいるということです。

ITの発展により、より早く結果を求められる近年、また働き方改革が叫ばれて、テレワークなども珍しくない社会状況になってきました。しかし、実働時間は減っているように見えても、忙しさは増しているという声も多くあります。さて、そんな急速に変わっている働き方の中で、働く人の心が追いついているのか?と懸念しています。

2015年12月から、ストレスチェックの実施が義務づけられましたが、 現場ではこのストレスチェックがうまく機能しているでしょうか。実は、私たちのストレスのほとんどが「人間関係」と言われています。

この人間関係とは、自分と相手の関係、つまり相手があるということです。職場において、あなたが上司であれば部下との関係、部下であれば上司との関係、あるいはチームメンバー同士の関係です。

私はかねてより、関係性の質の向上が人材育成になり、ひいては組織の成長につながると提言してきました。では改めて関係性の質の向上のために、まず何をしたらいいのでしょうか?

それは、対面でコミュニケーションする時間を作るということです。ここであえて「対面で」と言ったのは、相手と共に時間を共有することに意味があるからです。つまり、共に「今」にいることなのです。

コミュニケーションの問題点

それでは、円滑なコミュニケーションを作り上げる秘訣は何でしょう。

私たちは相手を判断する時に、まず相手を観察しますね。私の場合は、どんな色が好きなのか?嫌いなのか?を参考に、口癖や行動パターンなども観察します。そして、質問しながら相手の話を傾聴していきます。会話の中から、私が観察したこと、そして私が感じたこと、これを合わせて「相手の情報」とするわけです。

「どんな色が好き?」というのは、あくまで会話のきっかけ作りに過ぎません。相手が話しやすい場を作るためのものです。それでは、相手はどうでしょう?相手も同じように私を観察し、そして感じたことを合わせて私の情報としていることでしょう。

さてここで、一つ考えてみてください。あなたが得た相手の「情報」は、100%正確なものだと思いますか?

私たちは、自分以外の人の心の中を正確には分かり得ないですね。そのため、相手がどう感じているか?は、おおよその予測であって、相手のことを取りあえず理解したつもりでしかないことになります。

そうです、「とりあえず」なのです。これがコミュニケーションの難しさと言えるでしょう。

「伝える」と「伝わる」ことの大きな差

コミュニケーションには、主に「言葉」を使います。ノンバーバルコミュニケーション(※)も大きな役割を持っていますが、ここでは言葉を伝えることと、伝わることについての大きな差をお話します。

たとえば「何度言ったら分かるんだ?!」「なんで分からないのか!」などと、腹を立てている人がいますが、これが「伝える」ことと、「伝わる」ことの大きな差です。

言葉は完璧ではなく、自分の心に描いたことを「不足した情報」として言葉に乗せて「伝える」ことしかできません。もともと不足しているわけですから、「伝わる」ためには相手の心の中でどんな化学反応が起こっているのかと、何度もお互いの情報を再構築することが必要になります。

つまり、一方通行のコミュニケーションでは、言葉の情報不足を補うことは不可能ということなのです。より濃密で質の高いコミュニケーションは、何度も不足している情報を補い合うことで生まれるということです。

※ノンバーバルコミュニケーションは、非言語コミュニケーションとも呼ばれ、言語以外の情報からコミュニケーションを取る方法です。

ビジネスを成功に導くにはコミュニケーション力が不可欠

世界の成功者の書籍にある成功への秘訣。これが意外にも「コミュニケーション力」だと言います。

なぜなら、自分の心に周囲の人々の知恵を吸収できる。自分の置かれた状況をすぐに把握できる。他人との誤解を解消できる。自分の考えを修正できる。人を動かすことができる。自分の目標達成のために周囲の協力が得られる。不利な条件下でも交渉をまとめられる…などなど。

みなさんも、コミュニケーションについてもう一度考えてみてはいかがでしょうか。相手の話を聴いている間は、自分の過去の考え方を持ち出すことなく、「今」を共有してみてください。また相互に不足している言葉を補う努力と、相手の気持ちになったように話を聴いてみると、必ずや関係性の質の向上につながると思います。

内田朱美

色の力で人と社会を救うカラーセラピーコンサルタント

内田朱美さん(カラールーム Enchante(アンシャンテ))

Share

関連するその他の記事

トヨタ社長の「終身雇用難しい」発言からも伺える、バブル世代の行く末!?

トヨタをはじめ、日本を代表する大手企業の経営者による、終身雇用の見直しの可能性を示唆する発言が、大きな話題となりました。終身雇用はなくなっていくのでしょうか。また、時代を見据えたバブル世代の心構えとは。

影山正伸

影山正伸さん

労務管理(給与計算含む)と人事・賃金体系整備に精通した社労士

会社員のまま起業準備することが退職後の安定した人生につながる!?

「副業解禁」の流れが加速しています。それはつまり、「将来は自分で何とかしてください」というメッセージでもあります。今、会社員のうちに「稼ぐ力」を身に付けておくことが、求められているのです。

新井一

新井一さん

稼ぎ力を引き出す起業支援キャリアカウンセラー

働き方改革が国を滅ぼす?中小企業がすべきことは

少子高齢化から人口減少社会に突入した日本。経済活動の縮小が懸念されるなか、働き方改革が人手不足に追い討ちをかけるかのように施行されました。こんなときこそチャンス!社員の心を動かせば・・・。

岡部眞明

岡部眞明さん

人と共に成長する会社を支援するコンサルタント

日本の新卒・就活ルールが変わる・なくなる?学生・企業ともに時代に即した行動が求められる

経団連のトップが将来的な就活ルールの廃止の意向を表明しました。もし就活ルールが廃止されれば、学生の就活はもちろん、企業の採用活動にも大きな影響が出ます。重要なのは、一喜一憂せず時代に即した対応・行動をとっていくことです。

折山旭

折山旭さん

働く人と組織を活き活きと輝かせるプロ

カテゴリから記事を探す

キーワードから記事を探す