マイベストプロ

JIJICO powerd by マイベストプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. JIJICO
  3. くらし
  4. Facebookから8,700万人の個人データ流出。SNSの情報コントロールのコツは?

Facebookから8,700万人の個人データ流出。SNSの情報コントロールのコツは?

カテゴリ:
くらし
解決!アスクミー JIJICO

Facebookから数千万人もの個人データ流出、海外でも大きな問題に

世界中で最も多くのユーザーがいるFacebookで、2014年に英国のビックデータ分析会社が最大8,700万人の個人データを不正に取得していたことが発覚しました。これは、Facebookの利用者に対してクイズ形式で行う「性格診断」アプリにて、ユーザーの個人データを本人の同意がないまま収集していたというものです。

さらに、その情報が米国大統領選挙においてドナルド・トランプ陣営に有利に使われていた可能性があるとの報道がなされたことから、大きなニュースとなり、Facebook社の時価総額が約18%、金額にすると800億ドル(約8兆400億円)も減少したと言われています。この流出は米国内のユーザーにとどまらず、日本で最大10万人、EUでも最大270万人程度の情報が流出したという報道もありました。

各種診断アプリから情報が抜き取られている

日本でも2,800万人以上のユーザーがいると言われているFacebookですが、実名登録が原則と言われていて(特に規則があるわけではありませんが)、ほとんどの人が実名で登録をしています。それゆえに実際の友人とのつながりを持てたり、昔の友人と再会できたりなどの利点もありますが、万一悪用された場合はそのつながりをそっくり利用されてしまうこともあります。

現在、米国のみならず日本においてもこのように個人情報を不正に取得しているのではないかと疑われるFacebook上の診断アプリが横行しており、そこから登録した個人の情報やそのつながりから得られる友達の情報などが抜き取られている可能性があります。

具体的には、「質問に答えるとあなたの性格を診断します」や「あなたのタイプ診断」、「前世診断」などの診断系アプリと呼ばれるものから、「あなたが1年間で一番使った言葉は?」、「人間関係チャート」など過去の投稿内容や友達のつながりの情報を利用したようなものもあります。さらには、ゴシップネタなどのさわりの部分のみが表示され、その先を見たい場合はアプリをインストールしたり、「いいね!」をしないと進めないようなタイプのものもあります。

安易な「いいね」やインストールで自分だけでなく友達も巻き込んでしまうおそれも

実際にこれらをインストールしたり、「いいね!」をしてしまうと、自分の個人情報や過去の投稿内容、友達の情報までもが「診断の分析のため」という名目で抜き取られたり、ゴシップ記事などをあたかも自分のおすすめのように書かれて勝手に拡散されたりすることがあり、自分のみならず、友達までも巻き込んでしまうことがあります。

アプリに提供される情報はしっかり確認しておこう

これらの診断系アプリや、「いいね!」をしないと先に進めないようなニュースアプリなどは、利用しようとすると「そのアプリがFacebookから受け取る情報」としてアプリ側に渡される情報の一覧が表示され、許可を促す画面が表示されます。

その中には、「公開プロフィール」、「写真」、「あなたの「いいね!」」、「あなたの位置情報」、「友達の「いいね!」」、「友達の好きなもの」など、診断と直接関係のない様々な情報までもが含まれることがありますし、それらがどのように利用されるかは全く分かりませんので、基本的に利用しないことをお勧めします。

今すぐFacebookの「設定」から見直しを

もしかしたら過去にこのようなアプリを使ってしまったかも?という方はFacebookの「設定」→「アプリ」のところから、利用を許可しているアプリの一覧が見られますので、ぜひ一度確認することをお勧めします。

もしその一覧に見たことのないようなアプリが入っていたらすぐに削除しましょう。あるいはどれを消していいか分からない場合は全て消してしまってもほとんど問題はありませんので一度全て削除するのも一つの手です。

また、Facebookも本件の対応として、自分の情報が今回の流出先と言われている「ケンブリッジ・アナリティカ社」に共有されたかどうかの確認方法を公開しました。
参考:https://www.facebook.com/help/1873665312923476

Facebookのみならず、SNSには自分の情報をどこまで公開するかということを設定画面で細かく決められるものがほとんどです。設定項目が多くて面倒ですが、SNSを使う上ではその特徴を充分に理解して情報の公開範囲を適切にコントロールすることが重要ですので、定期的に確認する習慣をつけましょう。

目代純平

インターネットサポートにこだわるITコンシェルジュ

Webコンサルタント

目代純平さん(チェックフィールド株式会社)

Share

関連するその他の記事

SDGsにもつながる「サーキュラー・エコノミー」とは? 中小企業の取り組み事例からビジネスチャンスを知る

今、期待されているサーキュラー・エコノミーの考え方とはどのようなものなのでしょうか。国内の取り組み事例をはじめ、今後の展望と課題について、中小企業診断士の岡本洋平さんに聞きました。

岡本洋平

岡本洋平さん

中小企業経営者のお悩みをワンストップで解決する経営支援のプロ

創業90年3代目ハンコ屋が『脱ハンコ騒動』から観る時代の転換点

本記事では、創業90年のハンコ屋店主による、コロナ禍で進むデジタル化での『脱ハンコ騒動』について詳しく記載されています。

小林仁

小林仁さん

「物語」のある商品でお客さまの背中を押す印鑑と認定証作りのプロ

「ありがとうハザード」「お先にどうぞパッシング」などのカーコミュニケーション。教習所で教わらない運転マナーとは?

運転中、車線変更で前に入れてもらった時に「ありがとう」の意味でハザードランプを点滅させるドライバーは少なくないはず。カーコミュニケーションは、本当に快適なカーライフのために必要なマナーなのでしょうか。安全運転指導の講師である花月文武さんに聞きました。

花月文武

花月文武さん

安全運転指導のプロ

貸金業法に触れる「給与ファクタリング」とは。新たな手口も?悪質な手口から身を守る方法について

東京都の給与ファクタリング業者が全国初摘発されました。その手口の実態や、悪質な業者から身を守る方法について、司法書士の椎名尚文さんに聞きました。

椎名尚文

椎名尚文さん

多重債務などの借金問題を解決する債務整理のプロ

カテゴリから記事を探す

キーワードから記事を探す