マイベストプロ

JIJICO powerd by マイベストプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. JIJICO
  3. 医療・病院
  4. 妊娠中にインフルエンザの予防接種を受けても大丈夫?

妊娠中にインフルエンザの予防接種を受けても大丈夫?

カテゴリ:
医療・病院
解決!アスクミー JIJICO

そもそもインフルエンザ予防接種には効果があるのか?

妊娠中のインフルエンザワクチン接種に関しては時折、どうしたら良いのか?と質問されることがあります。投薬が難しい妊婦さんがインフルエンザの予防接種をしても大丈夫なのか?また、インフルエンザワクチンに効果はあるのか?といった疑問があるからでしょう。

厚生労働省では、流行時期の冬に入る前のインフルエンザワクチン接種を推奨していますし、厚労省のインフルエンザ対策ページにも明記されてはいますが、インフルエンザワクチンの効果は完全とは言えません。

当然のごとく、ワクチンを接種してもインフルエンザに感染することはありますし、接種したからといって、接種当日からすぐに効果を発揮するものではありません。インフルエンザの抗体が出来るには約2~4週間かかるとされ、予防効果についても個人差によるところが大きいと言われています。

では、何故インフルエンザワクチンを接種した方が良いのでしょうか。

それは、インフルエンザにかかると、まれに重症化し脳症などを起こす場合がありますが、ワクチンにはその重症化を予防する効果があることは実証済みなのです。そのため、予防接種が勧められているのです。

妊婦さんは主治医に確認の上、インフルエンザ予防接種を!

それでは、投薬に制限がある妊婦さんであっても、インフルエンザ予防接種をする方がいいのでしょうか?「ぜひ接種した方が良い」というのが私自身のお答えです。

妊娠中は体力が低下しやすく、風邪をはじめとする感染症にかかりやすい状態です。とりわけ、すでにお子さんのいらっしゃる妊婦さんだと、お子さんが学校や幼稚園で病気をもらってくることも多く、インフルエンザもその一つと考えられます。

インフルエンザウイルスにかかった場合、特効薬とされているタミフルを投薬することになります。しかし、妊娠中のインフルエンザウイルス薬は安全性が確認されていないのです。とはいえ重症化すれば脳症などに発展する可能性があり、母体も赤ちゃんも危険にさらされることになります。

インフルエンザ予防接種自体の安全性についての疑問もあるでしょう。しかし、ここで使われるワクチンとは、「不活性化ワクチン」と呼ばれるもので、インフルエンザウイルスを無毒化したものになります。ウイルスを生きたままいれるわけではないので、妊娠中に予防接種をしてもお母さんにも赤ちゃんにも影響は極めて低いといわれています。

妊婦さんが希望すれば、妊娠期間中いつでも接種することは可能ですが、特に妊娠初期などの不安定な時期は注意をしておいた方が安心です。かかりつけの産婦人科医に相談してみることをお勧めします。

佐藤浩明

消化器内科専門医で「内視鏡検査」のプロ

佐藤浩明さん(さとうクリニック内科・消化器科)

Share

関連するその他の記事

アントニオ猪木さんが難病「心アミロイドーシス」を告白。症状は?どのような病気?

日本では特定疾患に指定されている「心アミロイドーシス」とは、どのような病気なのでしょうか。症状や治療法について、内科医の古家敬三さんに聞きました。

古家敬三

古家敬三さん

プライマリ・ケア(初期診療)のプロ

就寝中のクーラーは体調不良を引き起こす?体温低下が招く危険性とは

猛暑が続く8月ですが、就寝中のクーラーが体調不良を起こす可能性があることをご存知でしょうか。今回は、体温低下が招く危険性について詳しく紹介いたします。

清野充典

清野充典さん

東洋医学と西洋医学の融合を目指す鍼灸師

人体の9つの穴を清潔にすることと免疫力アップでウイルス対策を!

新型コロナウイルスの予防として、人体への侵入経路を把握し、それぞれにあった対策について紹介します。

清野充典

清野充典さん

東洋医学と西洋医学の融合を目指す鍼灸師

テレワークによる運動不足で心肺機能が低下?その解消法とは

新型コロナウイルスの影響で、社会全体がテレワークを推奨しています。自宅勤務が増える事により、運動不足が懸念され、その結果心肺機能の低下が考えられます。そこで、今回は心肺機能低下の解消法をお伝えします。

清野充典

清野充典さん

東洋医学と西洋医学の融合を目指す鍼灸師

カテゴリから記事を探す

キーワードから記事を探す