老人に席を譲るのはいいこと?悪いこと?
「親切」は相手の立場に立つことがすべて
もしもあなたが、電車の中で体調が悪い、体が不自由、気分が悪いなど特別な状況であるとき、人にどうして欲しいですか?あなたは間違いなく席を探すでしょうし、「席を譲って欲しい」「優しくされたい」と思うものです。
ですので、困った人や老人を見かけたならば席を譲ってあげればよいのです。
少し前に整形外科医の先生が「老人は体を鍛えるほうが良いので席を譲らないほうが良い」という考えがネットで話題になっていました。ですが、私は何も電車の中で老人が体を鍛える必要はないと思います。
私自身もダイエットのために電車の中でなるべく座らない、つり革につかまらない…などということをしていますが、急行電車などではカーブや急ブレーキで結構怖い思いもしてきました。
そんなこともあり、私たちが老人に「電車の中で体を鍛えなさい」とはとても言えません。
ただ、現在の老人といわれる人は何歳からなのでしょうか?
老人に見える人が実は若かったり、自分では老人であることを認めたくない人も沢山います。そんな方に声をかければたちまち想像もしない、不快な言葉が返ってくるかもしれません。しかし「気持ちをあげたのに気持ちを返されない」などということはよくあることです。
そう思う人間心理には「感謝されたい」「お礼を言われたい」という心が見え隠れしています。ですので、そんな気持ちに一喜一憂せずにあなたが信じた行動をしていくことが大切です。
相手が譲られたいと思っているかどうかわかる、スマートな席の譲り方
それでは、ここで具体的に席を譲るスマートな方法をご紹介しましょう。
老人が前に来たならば「相手の意思」を確認します。アイコンタクトです。相手が席に座りたければ目を合わせてくることがほとんどです。また目が合わなかったならば勇気を出してアクションや小さな声を出して「代わりましょうか?」と言ってみましょう。
この行動で何かしらの展開が始まります。
人は立場が変われば考え方も行動も変わります。「正反対になる」場合すらあるでしょう。こんな時にどれほど相手の立場に立てるかであなたの人間性が人々にはダイレクトに伝わります。
「席を譲ること」が自分を好きになるきっかけにも
最後に「自分が嫌いな人」の「自分を好きになるリハビリ」に「困った人に席を譲る」というトレーニングがあったことを思い出しました。
「席を譲るか?」「席を譲らないか?」は自分の気持ち次第と思う考えは「上から目線」です。優しさをあげたりもらったりすることは頭で考えて「するか」「しないか」ではなく自然と体が動いてしまうものです。
自分が「優しくありたい」と思えばその心に素直に従う、またそんな心が沸いてこなければそうなれるように自分自身を訓練する。そんな心が自分も他人も好きになる温かい社会を作っていくことのスタートラインなるのではないでしょうか?
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