1冊の読書で年収75万円の差がついている!?
- カテゴリ:
- ビジネス
あなたは一日何分読書に費やしていますか?
いつの時代も、「たくさん本を読むべし!」と勧められます。
何となく当然のことと受け止めながらも、日頃から本を読む習慣があると言う人はどれくらいいるでしょうか。SNSでメッセージのやり取りをしたり、自分のページを更新したりする作業には、一日の内1時間、2時間と使っているかもしれませんが、純粋に読書をする時間は、一日に何分間ありますか?
年収と読書量には相関関係がある!?
数年前になりますが、PRESIDENTという雑誌が年収ランクと読書量の関連性に関するデータを発表していました。ごく限られた対象者にアンケートした結果のようですが、それによると、年収500万円から800万円クラスの人は、一日当たり平均5~30分間の読書をしており、1500万円以上の人は毎日平均30分以上の読書をしているそうです。
また別の調査ですが、20歳から30歳代のビジネスマンは、年に平均3冊しか本を読みませんが、30歳代で年収が3000万円を超えている人の平均読書量は、1ヶ月で3冊だそうです。年平均3冊と比較すると、12倍の読書量となるわけです。
仮に、年3冊の本を読むAさんが、年収500万円だとして、毎月3冊の本を読むBさんが年収3000万円だとしましょう。Bさんは年に36冊の本を読むので、Aさんとの差は33冊。この数字で年収の差額2500万円を割ってみると、1冊あたり75万円以上になります。
極端に単純に言えば、年に読む本を1冊増やすたびに、あなたの年収が75万円アップするかもしれない!ということですね。
なぜ読書が年収に影響するのか?
それにしても、読書量と年収との間にそのような関連性が見られるのは、なぜなのでしょうか。読書をすることの効果として挙げられることを考えてみます。
- 1. 知識が増える
- 2.言葉の表現力が向上する
- 3.思考力が向上する
- 4.自分と違うものの見方を知ることが出来る
- 5.想像力が豊かになる
- 6.ものごとに対応する力が向上する
1.と2.の結果、思考力が向上します。読む本によっては4.も期待できます。
想像力の向上は、1.から4.までの結果として起こります。ここで言う想像力とは、自分の考え方と異なるものを受け入れて理解する力のことです。そのような想像力が強くなれば、職場や身の回りで起こる様々な出来事に対して、柔軟に対応しやすくなりますし、いろいろな人と上手く付き合えるようにもなるので、仕事もプライベートも順調になるでしょう。
このような状況になれば、自分の能力に自信を持てますから、何か新しいことや高い目標にチャレンジする気持ちが生まれるはずですね。それがまた、仕事と生活のレベルを上げる結果になる、というわけです。
ただし、本なら何でも良いのではありません。ファンタジーやライトノベルでは、あまり効果が期待できません。あなたの世界を見る目が変わるような、そんな知的刺激の得られる本を、今から1冊、読み始めてみませんか?
研修とカウンセリングで導く就職力アップのプロ
安藤ゆかりさん(ソーシャルスキル教育株式会社)
関連するその他の記事
副業のためのサイト売買という選択肢
中島優太さん
サイト売買に特化したM&Aアドバイザー
4月施行の労働条件明示ルールの変更が働き方に及ぼす影響
小嶋裕司さん
就業規則の整備による人事労務問題解決社労士
4月施行の労働条件明示ルールの変更は労使関係にどのような影響を及ぼすか?
小嶋裕司さん
就業規則の整備による人事労務問題解決社労士
コロナ禍後の勤務形態変更の問題点 ~テレワーク廃止を会社は決定できるか?
小嶋裕司さん
就業規則の整備による人事労務問題解決社労士