暑い夏 職場の身だしなみで一番気をつけたい「汗とニオイ」
- カテゴリ:
- ビジネス
暑い時期に注意したい「汗とニオイ」
今年も例年に違わず、猛暑の夏です。街ゆくビジネスマンのほとんどがノーネクタイ、ノージャケット姿であるのを見ると、ここ10年ほどでクールビズがいかに浸透したかがよくわかります。
しかしいくらクールビズで涼しく過ごすことができるとあっても、この暑さの中、身だしなみを整え清潔感を保つ為には、普段以上の気遣いと努力が必要です。
その上、暑さにはそれに伴って発生する新たな問題があります。
ニオイです。
汗をかく季節、避けて通れないニオイ問題も併せて、身だしなみを保つことの重要性について考えてみましょう。
「臭くても言えない」職場のニオイ
働く25歳~49歳までの男女1000人を対象に実施した調査によると、この時期職場の身だしなみで最も気になるのは「汗をかくこと」と「ニオイ」という結果が出ています。
汗をかくと、誰もが多かれ少なかれニオイを発するもの。
他人だけでなく自分も含め、ニオイを気にするのはとても良いことです。
なぜならニオイは、感じ方に個人差があるだけでなく、非常にデリケートな問題をはらむからです。
実際、同様の調査で、職場でどうにかして欲しいことの1位が「体臭」である一方、指摘しにくいことの1位も「体臭(口臭を含む)」であるという興味深い結果が見られます。
つまりビジネスシーンでは、「臭くても言えない」わけです。
このような状況は、臭いと感じている人に大きなストレスを与え続けます。
軽視していると「スメルハラスメント」として問題視される可能性もあるので、ニオイも身だしなみのひとつという認識が必要です。
マストアイテムは、「汗拭きシート」「制汗剤」「機能性下着」
では具体的に、どのような対応をすればいいのでしょう。
まずは汗をかいたらこまめに拭く習慣をつけましょう。
汗は見た目に大きなダメージを与えるだけでなく、ニオイを発生させる元にもなります。
すぐに拭けるよう、タオルハンカチを2~3枚は持っているようにします。
その上で、夏対策グッズを上手く利用しましょう。
なかでも「汗拭きシート」「制汗剤」「機能性下着」の3つは、ビジネスマンにとってマストアイテムです。
その他、衣類を洗濯する時に、ニオイの発生を抑える「洗剤」や「柔軟剤」、消臭効果のある「衣類スプレー」などを活用するといいでしょう。
又、人よりも汗をかきやすいタイプの人は、職場に着替えを準備しておくのもお勧めです。
ニオイは記憶に残りやすい
ニオイを感じる嗅覚は、記憶と密接につながっていると言われます。
特定のニオイが特定の記憶を呼び起こすことは「プルースト効果」といわれる現象として知られます。
香水の香りを嗅いで元恋人を思い出したという経験はありませんか。
ロマンティックな思い出につながるニオイであればいいのですが、「臭い」ニオイと結びついた記憶として人に覚えられるのは、勘弁してほしいものです。
「臭い人」は、そのままビジネスマンとしての評価にもつながります。
ビジネスマンに求められる身だしなみは「清潔感が一番」であるにもかかわらず、まったく逆のイメージを与えてしまいます。
身だしなみ、普段以上の努力が自分に返ってくる
ビジネスマンにとっての身だしなみは、仕事に対する心構えです。
それは努力すれば誰でも整えることができるのです。
つまりビジネスの現場にいるなら、身だしなみを整える努力をやめてはいけないのです。
厳しい暑さが続くなか、身だしなみを維持するのはとても大変なことです。
しかし普段の身だしなみに、少しの意識と少しの時間をプラスする努力を惜しまないことが、ビジネスマンとしての自分に返ってくることを忘れずに、この夏をお過ごし下さい。
関連するその他の記事
副業のためのサイト売買という選択肢
中島優太さん
サイト売買に特化したM&Aアドバイザー
4月施行の労働条件明示ルールの変更が働き方に及ぼす影響
小嶋裕司さん
就業規則の整備による人事労務問題解決社労士
4月施行の労働条件明示ルールの変更は労使関係にどのような影響を及ぼすか?
小嶋裕司さん
就業規則の整備による人事労務問題解決社労士
コロナ禍後の勤務形態変更の問題点 ~テレワーク廃止を会社は決定できるか?
小嶋裕司さん
就業規則の整備による人事労務問題解決社労士