人気が下がった業界と上がった業界は?学生は何を基準に就活すべきか
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大きく就職人気を下げた電気機器メーカー
2017年卒業予定の学生を対象にした文化キャリアパートナーズの調査によれば、就職人気が下がると思う業界は、電気機器メーカーが22.2%で最も不人気という結果になりました。
ひとえにシャープに代表される日本の電機メーカーの不振や、東芝の不祥事など業界イメージの低下が大きいようです。
一方で、就職人気が上がると思う業界は、都市銀行が22.5%で1位、レジャー・旅行が21.8%で2位となっています。
特にレジャー・旅行は昨年比で2.5ポイント上昇しましたが、その理由としては、「旅行系は、東京オリンピックがあるので」「外国人観光客が増えている」という学生のコメントが紹介されています。
企業の栄枯盛衰は今後ますます激しくなっていく?
経済のグローバル化、IT化、今後はAI(人口知能)化によって、企業の栄枯盛衰は、ますます激しくなっていきそうです。
東芝やシャープの従業員も、自身が就職した時代にはこんなことになるとは予想だにしていなかったはずです。
特にAI化は、単純労働、肉体労働だけでなく、知識労働の仕事をも奪い、今後10年で47%もの仕事が消滅するとも言われています。
就職先を選ぶことは、人生において最大の決断です。
しかし、一つの企業で最後まで勤め上げるというスタイルは逆に危険かもしれません。
今現在のトップ企業が10年後もトップ企業であり続けるとは限りません。
その企業で通用する能力しか持っていないようでは、10年後にリストラにより転職を余儀なくされた際に、不本意な仕事に就くしかなくなってしまいます。
自身を磨くことが重要
今の「人気」に惑わされることなく、10年後をよく見据えて、自分に合った能力を磨ける企業、仕事に就くようにしましょう。
希望企業に入れたからと言って、それで終わりではありません。
自身の能力が陳腐化しないよう、絶えず努力をする必要があります。
逆に、自分の希望しない企業にしか内定をもらえなかったとしても、努力によりAIにも置き換えられない力をつけることができれば、もっといい企業に転職して高い年収を得ることも可能になってくるかもしれません。
ピータードラッカーは、どんなに遊びや趣味が充実しても社会に貢献しているという実感を得られなければ人生が充実することはない、と言っています。
自身の能力で、どんな社会貢献ができるのか、そんな物差しも就職活動には、必要です。
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