感染拡大防止に 正しいマスクの使い方
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インフルエンザや風邪にかかったら必ずマスクを
インフルエンザや風邪にかかった人が、咳をすることで、つばしぶきをまき散らし、周りの人を感染(飛沫感染)させないためにつけるのが、最も重要で有効なマスクの使い方です。感染拡大防止のために、マスクはしてください。
では、インフルエンザや風邪にかからないように、予防としてマスクをするのは効果があるのでしょうか?2m以内の近距離で感染した人からの咳を浴びる場合は推奨されます。例えば、医療関係者や介護関係者、感染患者の看病をする人がそれに当たります。よって、満員電車でマスクをした方が良いかというと、それを推奨するだけの根拠はありません。ただし、周りにすごく咳をする人がいるときは有効かもしれません。
鼻と口をすっぽりと覆い、スキマが生じないように
マスクは、正しいつけ方をしないと意味がありません。ウイルスは、目、鼻、口の粘膜を通って体内に侵入します。ウイルスをまき散らさないためにも、また、ウイルスの侵入を予防するためにも、鼻と口をすっぽりと覆わないといけません。
よく市販されているのは「プリーツ型」といわれ、マスクの部分が段々折(プリーツ)になっていて上下に延びるタイプです。まず、プリーツの先端が下向きであることを確認します。そして、プリーツを上下に広げます。針金(ノーズフィッター)が入っている方が上ですので、その部分を鼻にあてて、鼻の形にノーズフィッターを折り曲げ、スキマが生じないように鼻にぴったりとフイットさせます。
そして、耳にひもをかけ、顎の下までマスクが覆っていることを確認します。最後に、マスクの両脇を押さえて、肌に密着させます。鼻を覆っていなかったり、顎にかけていない人をよく見ますが、これではマスクの効果が半減しますので、注意しましょう。
市販の不織布マスクは原則使い捨て。1日1枚を目安に
また、市販の不織布マスクは原則使い捨てです。1日1枚を目安に使用しましょう。なぜなら、マスク表面にはウィルスが付着していることが考えられるからです。使用中や捨てる際には、マスクの表面をなるべく触らないようにしましょう。
可能であれば、使い終わったマスクは、表面に触れないようにビニール袋に入れ、口を閉じて廃棄しましょう。そして、他人の落とされた使い捨てマスクは、素手で触らないようにしてください。
感染予防に最も有効なのは手洗い
ウイルス感染予防に最も有効なのは手洗いです。ドアの取っ手など、至るところにウイルスは付着しています。インフルエンザを患っている人の咳がかかっているかもしれません。
せっかく、予防的にマスクをしていても、ウイルスのついた手でマスクを触ったり、直接口や鼻を触ったりすると感染してしまうかもしれません。インフルエンザの流行期ですので、手洗いだけはこまめに行ってください。また、誰かの咳を2m以内で受けたら、すぐにうがいをしましょう。
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