こころの口癖<セルフトーク> ⑭ スキルとしてのセルフトーク
さて<プラスのセルフトーク>の次のフレーズはこれ。
「しかたがない。」「何とかなる。」「大丈夫だ。」
いや~この言葉も大切な言葉です。
「仕方がない。」「何とかなる。」「大丈夫だ。」イ~ィ言葉ですね~。私は大好き!
そうなんですよね。要は楽天的に、世の中を信じることができるか、という事なんです。これまで取り上げてきなマイナスのフレーズは全て世の中に対する不信と疑心暗鬼、果ては絶望感の漂うフレーズでしたが、どうせ自分に語り掛けるのなら、何の根拠もなくても楽天的な言葉をかけたいものです。
「え!?そんなことわかっているけれど、どうしてもそんな気持ちになれないんだ・・・」というあなた。確かにそうかもしれません。しかしこういう言葉がけはそう簡単にできるものではなく、スポーツのトレーニングと同じで、繰り返し繰り返し練習して努力することで身に付けるもの。
昔聞いた話ですが、ボクシングの世界チャンピオン決定戦の前に、ある選手は一人ロッカールームで鏡に向かってファイティング・ポーズをとりながら自分自身に向かって、「YES! I CAN !! YES! I CAN!!」とひたすら声をかけ続けたということです。
スポーツの選手はこういうポジティブなセルフトークが上手です。そうでなければ試合前のストレスに負けて弱気の虫が出てきたその時点で、もう勝負は終わっていますからね。漫画で有名になったフレーズ「あきらめたら、それこで試合終了」そのままの世界です。
さてさて、皆さん、どうせ声をかけるのならポジティブなフレーズにしましょう。そして本当にそういう気持ちになるまでひたすら声をかけ続ける、その本気度が試されているのかもしれませんね。
<写真はAmazonより>