マイベストプロ神戸
岸井謙児

カウンセリング歴35年、経験と信頼のカウンセリングのプロ

岸井謙児(きしいけんじ) / 臨床心理士

カウンセリング・オフィス岸井

コラム

シンボリズムの森 ⑤ 「水-1」

2018年6月17日 公開 / 2020年7月20日更新

テーマ:シンボリズムの森

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

シンボリズムの森、第5回目は「水」。
「水」について書き始めて、思わず「しまった!」。なぜなら「水」なんてものは、本当にさまざまな象徴的な意味を含んでいるので、そう簡単にまとめられるものではないのです。
そこで、とりあえず今回は「水-1」として2回ぐらいで何とかまとめてみます。

さてこの季節「水」と言えば「雨」。
梅雨に入ると気持ち的にはどんよりしますが、しかし草花にとっては「恵みの雨」。
雨空の下、ちょっと見ない間にぐんぐん新芽が伸びて茂ってくるのもこの季節です。
そう考えると「水」の一つの意味は「生命力」。

植物だけでなく人間も、水なしには生きていけません。
身体自体に含まれる分量は成人ならなんと60%とか。70kgの体重のあなたなら42kg(リットル)が水だとか。もっとも私のように「水ぶくれした」身体の場合、もっと多いかもしれませんが(-_-;)。
形容詞としても「みずみずしい」とか「潤いがある」というような表現は新鮮な生命を感じさせますね。女性が乳液や化粧水で肌の保湿力を高めようとするのも納得です。


さらにそういう生命力を与える役割として、女性的・母親的なイメージもあります。植物に水をあげる時「早く大きくなってね」という気持ちであげますが、そういう時「水」は「母性的な愛情」とも言えます。

ただし、「母性・父性」となるとあくまでも「相手を成長させるための愛情」でなければいけません。植物でも子供でも「相手が必要とする量」の愛情を「相手が必要とするタイミング」で提供するのが親の役目。ただ一方的な愛情や気まぐれな猫っ可愛がりでは、植物を枯らしたりに「根腐れ」を起こさせることも有ります。

相手を十分理解して、相手の成長ために「必要な量」と「必要とするタイミング」で提供する力量が親の必須条件かもしれません。



「水」のシンボリズムはまだまだ深いですよ、次回へ続く。

この記事を書いたプロ

岸井謙児

カウンセリング歴35年、経験と信頼のカウンセリングのプロ

岸井謙児(カウンセリング・オフィス岸井)

Share

関連するコラム

岸井謙児プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-1243-9646

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

岸井謙児

カウンセリング・オフィス岸井

担当岸井謙児(きしいけんじ)

地図・アクセス

岸井謙児プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神戸
  3. 兵庫のメンタル・カウンセリング
  4. 兵庫のスクールカウンセリング
  5. 岸井謙児
  6. コラム一覧
  7. シンボリズムの森 ⑤ 「水-1」

© My Best Pro