<社交不安症/社交不安障害> きっと悪く言われているにちがいない
このテーマでは、いくつかのこころの問題について簡単な説明をしてます。もしかしたら自分が当てはまると思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、くれぐれも自己診断せずに、気になる場合は必ず信頼できる専門の医師に受診してください。私たちカウンセラーは診断はできませんが、メンタルなケアが必要な場合はお力になれるかもしれません。ご相談下さい。
さて今回取り合えるのは、パーソナリティ障害の中の「猜疑性/妄想性パーソナリティ障害」と言われる人たちの特徴について。
「猜疑性/妄想性」というのはパラノイドという英語の訳ですが、ごく簡単に言うと周囲の人たちや状況を十分な根拠もなしに被害的に疑い、それに対して反応する人達のことです。
たとえば友人や仲間、職場の同僚の誠実さを信じられず、自分への批判に対して過剰反応し相手を恨み続けたりします。人を信じられないといえばそれまでですが、さらにその上に周囲が自分を貶めたり、迫害しているという根拠もない妄想を抱くわけです。また配偶者や恋人の浮気を疑って嫉妬のあまり攻撃したり、自分以外は全員が敵で、周囲の人がいつも自分のことを騙したり、貶めようといる、という妄想状態に陥っています。
「妄想」といえば統合失調症やうつ病などでも見られますが、簡単に言うと「訂正できない、間違った信念」と言われるように現実的な根拠はなく、些細なことから「疑い」⇒「思い込み」⇒「決めつけ」へと進んでいきます。しかもそれを訂正しようと周囲が説得してもまず納得してくれません。
関わり方もなかなか難しく、あまり距離を近づけすぎると敵意や攻撃の対象にされてしまいます。相手の思い込みの強さの程度にもよりますが、なるべく中立的につかず離れずの関係を持つことでしょう。ただ、本人が自分の思いを言葉で表現せずに、心の中で思い詰めている場合も多くあるので、わかりにくいの確かです。もし不当に恨みを抱かれたり、非難されたり、攻撃を向けられた時は、こちらも立ち向かうことはせず、そーっと距離を開けることをお薦めします。
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